腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

367. 特製のどぐろそば@はやし田(新宿三丁目):幻の高級魚ラーメン!なぜこの価格で提供できているのだろうか?

新宿三丁目駅から徒歩1分以内にあるラーメン屋。

実をいうとこの日は別のラーメン屋を食べに中野方面まで行こうとしていたのだが、店の前まで行って臨時休業であること知るアクシデント。

その帰り道の新宿近辺でまだ食べていない店を探した結果がこの「はやし田」さんであった。

といっても、この「はやし田」さんも都内百名店に入るお店で、普段は行列になっているという。

この日はまだ11時台であったのでほぼ並ばずに入ることができ、非常にラッキーであった。

メニューとしては、

・醤油ラーメン

・つけ麺

・のどぐろそば(限定) 

とあったので、「限定」という響きに弱い私は迷うことなく「のどぐろそば」を選択した。

 

特製のどぐろそば

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まず気になるのは、高級魚のどぐろの出汁。

のどぐろの正式名称は「アカムツ」なのだが、いつしか「のどぐろ」という名前になって「白身魚のトロ」と言われるくらい高級魚として有名になっていた。

刺身や煮付けなどが美味しいが、ラーメンの出汁としては初めて。

一口すすると、煮干し系にカテゴライズされる魚介の強烈な旨味。

煮干しのような苦みやえぐみといったものは一切ない。

独特の風味があるので、魚が苦手な人にはおススメしないが、自分はそこまで気にならなかった。

食べた瞬間の美味さはとにかくすさまじいのだが、後半やや塩気が強めに感じられるかもしれない。

 

麺はストレート細麺。

のど越し滑らかで、コシがありしなやかな歯切れの良い「パツッ」とした食感。

煮干し系に近いスープなので、ストレート細麺がよく合う。

 

チャーシューは、豚肩ロースで5枚もついている。

低温加熱で調理されているレアチャーシューで、薄いピンク色でやわらかくしっとりしている。

肉質はとにかくジューシーで、それなりの厚さもあるのに非常にやわらかい。

また脂肪もほどよくついていて、甘さもある。

これが5枚もつくのはうれしい限り。

 

メンマは、やや太めのものを使用。

しっかり味がついていて、やや硬め。

醤油ラーメンには柔らかい穂先メンマを使用しているとのこと。

 

ネギは、九条ネギと玉ねぎの2種類。

香りのある九条ネギも良いが、やはり煮干し系には玉ねぎがよく合う。

Wネギが入っている店はなかなかないので非常に嬉しい。

 

味玉は「マキシマムこい卵」と名付けられたブランド卵を使用。

アマダ東京という会社が作っている業務用卵であり、その特徴は「黄身の濃さ」

独自に配合した飼料によって、黄身を濃くした卵だという。

そもそものサイズも大きいのだが、たしかに黄身が大きくて味が濃く、非常に食べごたえがあったように感じた。

この卵なら、ぜひ入れたいなと思わせる味玉は久しぶりに食べたので、少し感動した。

 

上に乗っている黒いものは、焼津のカネ久商店の「黒なると」で、

黒いのは黒ゴマと竹炭によるものらしい。

珍しいが、味はふつうのものとあまり変わらなかった。

 

ということで、

高級魚「のどぐろ」の美味しさを存分に味わえるラーメンであった。

ここまでこだわっているラーメン屋なら普通の醤油ラーメン(鶏ベース)も絶対うまいはずなので、近いうちにまた訪問したいと思う。