腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

349. 松山鯛めし御膳@五志喜(松山):380年の歴史を感じる伝統の鯛めし!

先日愛媛に出張で行った際の夕飯。

 

愛媛といえばみかんのイメージだが、実は真鯛の生産量日本一らしく、国内産の養殖真鯛の2匹に1匹が愛媛産らしい。

それもあって、愛媛で名物料理を調べてみたところ、真っ先に出てきたのがこの鯛めしであった。

 

松山駅から近い鯛めしの店を探したところ、この五志喜さんが出てきた。

創業380年の伝統ある老舗料亭らしいのだが、意外と値段がリーズナブル。

夜でも2000円弱のセットがあるので観光客としては気軽に入りやすい。

 

様々なセットやコースがあるが、基本的には2種類の鯛めしと鯛そうめんがメイン。

 

2種類の「鯛めし」の違いは以下の通り。

宇和島鯛めし

→新鮮な鯛を三枚におろして薄く切り、醤油、みりん、生卵、ごま、出汁にからめ、タレごと熱いご飯にかけていただくというもの。

鯛刺しが乗った卵かけごはんというところ。こちらは、今回は注文しなかった(別の店にて注文したので、別記事にて紹介する)。

 

・松山(北条)鯛めし

→焼いた鯛を昆布出汁で炊き込んだ、炊き込みご飯。一般的な鯛めしといえばこちらがイメージされることが多いかもしれない。

今回はこちらの松山鯛めしを注文した。

 

松山鯛めし御膳

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内容

・松山鯛めし

・五色そうめん

・じゃこ天

・ちりめん

・ふくめん

・漬物

 

たしか1800円前後だった気がする。

ディナーでそうめんまでついてこの価格なら割とお得感がある。

 

メインの松山鯛めしは、やはり絶品。

ふたをとったときの良い香りを嗅いだ瞬間に、こっちを注文して良かったー、と内心ガッツポーズ。

鯛の身はしっかり骨が取り除かれていて非常に食べやすく、フワフワした柔らかい食感がたまらない。

下のごはんにはしっかり鯛のエキスがしみ込んでいて美味しい。

あわよくば、鯛出汁でお茶漬け的なことをしてみたかったが、それはコースか何かのメニューにあったので、次回はそちらを注文してみたい。

 

また、サイドメニューも上品な味付けでどれも美味しかった。

五色そうめんは温冷どちらも選べるが、この日は蒸し暑かったため冷やしを選択。

関西風の薄めのスープだったが、鯛出汁が使われているのでそれなりにコクもある。

ちなみに五色は、普通の白色の他に

・赤→梅肉

・緑→抹茶

・黄→卵

・茶→蕎麦

がそれぞれ練りこまれている。

麺自体にそこまで味が付いているわけではないが、着色料でない自然の色ということなので安心である。

 

ということで、松山名物の鯛めしのひとつを味わうことができた。老舗にしてはリーズナブルなので観光の際はおすすめである。

 

ちなみに私はこの店を利用したのは実は2度目。

数年前に大学の卒業旅行で四国に来た時に、この店に寄っていた(正確にいえば、店に入った時に思い出した)。

飛行機までのわずかな時間で、急遽探して食べたので店の名前までは覚えていなかったのだが、当時はランチで鯛そうめんを食べた。

 

鯛そうめん御膳(ランチ)

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たしか価格は1500円くらいとリーズナブルで、「鯛そうめん」と「みかんちらし」のセットだった。

もちろん美味しかったのだが、一回食べた店を忘れてしまっていたとは、不覚であった。

 

次回は別の店でもうひとつの鯛めしである「宇和島鯛めし」を食べたので、そちらを紹介したい。