行列ができる店で有名な、つけ麺「道」。
数年前につけ麺博で出ていたのでその存在を知ったのだが、なかなか行けていなかった。
開店時間ちょうどなら大丈夫だろうと考えていたが全然甘く、すでに30人近く並んでしまっていた。
ただ、麺魚や一燈のように5〜60人ではなかったので、1時間くらいかなぁと安易に考えていた。
しかし、実際にかかった時間は2時間。
回転率が異様に悪い。
でもそれには理由があった。
8席という少ないカウンター。
それに何より自慢の極太麺の12分という茹で時間である。
回転率が悪くなってでも太麺の美味しさをじっくり味わって欲しい、という店主の計らいによりこの太さが実現されている。
また、この店は4人ごとの完全入れ替え制を取っているため、並んでても順番が往々にして変わる。
自分は1人で行っていたため、前のカップル3組をごぼう抜きして席につけたので非常にラッキーだった。
おそらく30分は早く席につけただろう。
頼んだメニューはこちら。
特製つけ麺中盛1100円
麺は茹で前300gなのでかなりの量である。
なんといってもこの麺が特徴的であり、讃岐うどんのような太さと歯ごたえはここでしか食べられない。
着席してからも12分待った甲斐があったというものである。
つけダレは、濃厚豚骨魚介系のオーソドックスなもので、ブクブク言うくらいアツアツで出てくる。
味としてはかなり甘めという印象。
元々甘いのはそんなに好きではないが、でも最後まで飽きずに美味しく感じた。
お酢をちょっと垂らしても美味しいかもしれない。
トッピングとしては、
・チャーシュー
・塩チャーシュー
・穂先メンマ
・味付け卵
・鶏団子
・海苔
・ネギ
特に美味いのは塩チャーシュー。
燻製のような味であり、スープが甘いのもあってよく合う。
日替わりの薬味は、この日は「スタミナダレ」。
ニンニクと大根おろしと醤油だろうか。
やや酸味もあったので酢も入っていたかもしれない。
たまに麺につけると良いアクセントになった。
300gなので多いかなと思っていたが、食べ終わってみると「あっという間に終わってしまった」と言う印象。
つけ麺の神様、大勝軒の山岸一雄氏が「参った」という言葉を贈っただけあって、
久しぶりに美味しいつけ麺を食べたなぁという満足感に浸ることができた。