255という数字はとあるゲーム好きには非常になじみのある数字である。
そう。
パワプロのパワーのMAX数値だ。
といっても、現在の話ではなくて、2010年ごろまでの話。
今はすべてのパラメータが1~100の100段階になっているが、
昔は、パワー以外のパラメータ(ミート、走力、肩力、守備力)はMAX15。
パワーだけがMAX255となっていた。
でもこれは理系の大学生以上ならわかるかもしれないが、
15というのは0-15の16段階。つまり2の4乗。
255というのは0-255の256段階。つまり2の8乗。
パワーだけで1バイト、ミートと走力で1バイト、肩力と守備力で1バイト
という計3バイトで選手の基礎能力を表現していたということになる。
まあ他にもいろいろと能力値はあるわけで、全部で何バイト使っているのかはわからないが、小さい頃にゲームなどで触れていて印象に残っていた数値というのが、
あとあとになって理由がわかると、勉強をしていてすごく楽しいと感じる。
ほかにもそのような事例としては、ドラクエの「ふっかつのじゅもん」がある。
初代ドラクエはたった20文字にゲーム内のすべての情報が表現されていたということになる。
しかし、よく調べてみると、実は宝箱を空けたかどうかの情報は記憶していなかったり、能力値をすべて覚えるのではなくて、レベルだけを記憶しておくことでそこから能力値は計算で求めているなど、
たった20文字しかないという制限内でいかに工夫されていたかがわかる。
ROMがあって当たり前という時代に生きてきたので、ファミコン時代はセーブするためのROMがなかったというのことに時代の流れを感じるが、
この当時の人は、セーブができないという困難を「ふっかつのじゅもん」という工夫で乗り切ったわけで、本当にすごいと思う。
ということで、たまたま投稿回数が印象的な数字だったので、つい理系トークをしてしまった。