先日、全クリしたドラクエ11の感想を書きたいところだが、
まだ8と9の感想を書いていなかったので、先に書いてしまおうと思う。
PS2では初めてのナンバリングタイトルとなったドラゴンクエスト8。
正式なサブタイトルは「空と海と大地と呪われし姫君」と、とても長い。
ストーリー的には「呪われし姫君」だけで充分だと思うが、PS2になり、3Dにもなったということで「空と海と大地」を入れたかったんだろうなあという製作者側の意図が見え隠れするタイトルになっている。
ちなみにプレイしたのは中学3年生のころ。
中高一貫校で高校受験の無かった自分は、まさに「ゆとり」真っ最中で、ひたすらぬるま湯に浸かりながらゲームをしまくっていた時代である。
パッケージ画像は次の通り。
パッケージだけでは、まさか馬が姫だとは思わなったし、
ネズミが超重要キャラだとは思いもしなかった。
シリーズ初の3D作品であり、
PS2版ドラクエ5についてきた予告映像を見たときからワクワクが止まらなかった。
「見渡す限りの世界がある」とのキャッチコピーの通り、その世界の広さに感動。
RPGでこのような視点の作品をプレイしたのは初めての経験であり、なおさら心が躍った。
実際には、2001年に発売されたFF10が一足先に3DのRPGとして発売されていたわけであるが、当時は「FF=難しい」というイメージがあり、FFには手を出さなかった。
どちらもプレイした今から考えると、中学生当時の自分の選択は正しかったと思う。
やはりドラクエの方がとっつきやすいし、当時のRPGのプレイテクニックだったらFF10は間違いなく途中で挫折していただろう。
ただ、FF10も名作なのは間違いなく、後々レビューはしたいと思う。
さて、本題に入る。
このDQ8も前作ほどでは無いがボリュームたっぷりな作品だったので、何回かに分けたい。
初回の今回は、仲間が4人揃うマイエラ修道院まで。
(1) オープニング~トラペッタ
オープニングから馬車を持った状態で始まるというのはシリーズ初。
それに、最初の街であるトラペッタの段階から、倒すべき敵であるドルマゲスという存在が明確になっているというのも斬新だった。
最初のダンジョンは滝の洞窟。
3Dになっているのでより迷いやすいことが懸念されたのか、ダンジョンでは序盤の宝箱に地図が配置されており、いつでも表示できるようになっている。
ヌルゲーになったもんだなあと最初は思ったが、後のダンジョンで3Dならではの高低差を使った巧みな仕掛けなどがあることを考えると、地図はあってよかったと思う。
(2) リーザス村~ポルトリンク
2つ目のリーザス村でまずは近くの塔に向かう。
この塔のBGMがとにかく秀逸。塔BGMは、こことライドンの塔くらいでしか流れないが、貴重な癒しBGMのひとつである。
その最上階でドルマゲスに兄を殺されたゼシカと会い、仲間に引き入れて、ドルマゲスを追って船に乗って新たな大陸に向かう。
そして、船着き場に向かう船の中で、「オセアーノン」と戦うわけだが、これが意外に強かった。火炎の息や薙ぎ払いでかなり苦戦した記憶がある。
(3)船着き場~マイエラ修道院
パーティが3人になると、バトルの幅も広がるが、同時にこのあたりから敵が強くなってくる。
また、ここから錬金窯が使えるようになる。
いわゆるアイテム合成だが、このシステムは今後のシリーズでも採用されているくらい人気があるし、実際やってて楽しい。
そこらで拾ってきた素材や古い武器を組み合わせることで、武器屋で売られているものより全然強い武器が手に入ったりする。防具やアクセサリーもまたしかり。
このあたりからスカウトモンスターも登場。
最初はボスなのかと思って何度も戦ったが、なかなか勝てず、何度も全滅した。
その後、戦わなくても良いことがわかり後回しにしたが、そのあたりは若干説明不足だったと思う。
修道院ではマルチェロ、ドニの街でククールが登場し、この兄弟の確執がわかる。
そして、修道院跡地からオディロ院長のもとへと向かうのだが、
このときのドルマゲス襲撃イベントが、まさにドルマゲスのセリフどおり、「悲しいなぁ」である。
燃やされた橋といい、ドルマゲスとの初対峙による緊張感といい、殺される直前にスローモーションになる演出といい、やたらと印象に残っている。
ここまでイベントで大々的に殺されるシーンが描かれたのはDQ5のパパス以来ではないか。そう思うくらいの衝撃的なイベントだった。
その後、ククールが仲間になり、4人の旅が始まる。
ということで、今回はここまで。
割と序盤を振り返るだけでも時間がかかってしまった。
次回からはコンパクトにいきたい。