腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

213. DQ7 エデンの戦士たち(前半)

スマップがCMに出ていたのが懐かしい。

小学校高学年ごろに流行っていた。

ただ、当時は買えなくて、実際にプレイしたのは大学1年生の頃だったりする。

 

 

小さな島の漁師の息子が世界を救うという意味では、シリーズで一番成長した主人公なのかもしれない。

ただ、実際は大海賊の息子だったわけだし、水の精霊の加護も受けていたという点ではやはり只者ではない主人公だった。

 

ストーリー序盤は、グランエスタードの王子キーファや、幼馴染のマリベルと一緒に異世界を旅する冒険ものだが、

実際に行った先の街でトラブルを解決すると、現実の島が復活するというところから、だんだん話が大がかりなものになってくる。

封印をどんどん解いていくうちに、石板世界はどうやら過去の世界であることがわかってきて、タイムスリップものとしても楽しめる。

また、過去の世界のBGMが至高である。

「失われた世界」というタイトルだが、その名の通り切ない雰囲気が曲全体を支配している感じ。それでいて悲しくなりすぎず、フィールド曲特有の爽やかさもある。

過去の街か悲惨なことになっているケースが多いドラクエ7には完璧にマッチしていると思う。

いくつかの街を復活させていくうち、オルフィーという街で少年ガボが仲間になり、4人パーティとなる。

ちなみにガボは過去の人間なので、未来にタイムスリップするという形になる。

フォロッドでは、ゼボットじいさんとからくり兵のなんとも切ない話が待っており、

次のグリンフレークではまさかの昼ドラ展開が待っている。

こう言った話があるところがドラクエ7の異質さをより際立たせているところである。

 

そして、その次に訪れるユバールでは、ここまで共に旅してきたキーファが突然離脱し、今生の別れとなる。

序盤から戦士キャラで育てているので力の種を使いやすいキャラであったことから、ネットでは「力の種どろぼう」と非難の的である。

ストーリー的にも「現世をほっといて過去の世界で生きていく」という選択肢を、一国の王子がするというのは何とも信じがたい話である。

それに、キーファが惚れたライラという女性にはジャンという婚約者がもともといるにもかかわらず、である。

まあジャンも一族のしきたりにより結婚できない事情があったわけだが、神を復活させる儀式も失敗し、結婚もできず、なかなか可哀想な人生である。

 

そして、キーファと別れるとついにダーマ神殿に到着。やったー転職だーと思って、神官のもとに急ぐと、絶望の底に叩き落される。

キーファがいなくなったこのタイミングで呪文・特技が使えなくなるのは非常に辛い。

なんとか進めて力を取り戻すも、休む間も無く決闘場の6連戦。

魂の剣のエピソードの切なさも印象的だが、ここでのネリスも強さもなかなかのものである。

また、勝ち抜いた後には、ある意味作中最強かもしれないアントリアが控えている。

2つの玉という特殊技やベギラママジックバリアなど、行動が多彩な上、打撃も怖い。

そんな奴を相手に職業なしで戦わなきゃならないから非常に辛い。

よって、このダーマ神殿は難易度が高く、まさに前半の山場となっている。

 

ということで職業に就いたあとの後半戦は、戦闘はもう楽勝なので、ストーリーを中心に振り返っていきたい。