腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

129. サルゲッチュ(初代)

PS時代に一度遊んだことがあったが、当時の実力では、スペクターを捕まえることはできず、スペクターランドをクリアしたところで満足してしまっていた。

10年以上のブランクを経て、数年前にPS Vitaのアーカイブスで無事捕獲に成功した。

 

ふと、思い出したので、記事にしてみようと思う。

 

まず、知能が高くなったサルを捕まえるという奇想天外な発想と、

ヘルメットを被せたそのデザインが何より凄い。

そう、こいつらである。

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パンツの色によってその性格を分けているところがいい。

最初は黄色や水色パンツばかりで楽々ゲットできるが、

そのうち出てくる青パンツは足が速すぎて追いつかないし、

緑パンツや赤パンツのロケットランチャーが強すぎて死にまくった記憶がある。

 

一匹一匹にちゃんと名前があってそれぞれ個性があるのも良い。

印象に残っているのは、

タクボクの「しずけさや、いわにしみいる、さるのこえ」

サルレオサルレイ「それでもバナナはまがっている」

アーノルド「別名サルミネーター」

こいつはパロディも面白いが、マシンガン・爆弾・ロケットランチャーのフル装備でなかなかゲッチュできなかったのを覚えている。

 

また、とにかく左右のスティックを駆使して、武器であるガチャメカを操るのがとにかく楽しい。

当時、PS初のアナログスティックコントローラ専用のソフトであった。

一番好きなのはトビトンボ。

高低差のある広大なステージで行けるところが広がるのはわくわくしたし、

ヒロキとのレースの2つ目では、トビトンボをうまく使わなきゃいけないと勝てないから、結構難しかった記憶がある。

パチンガーやメカヨンクなんかも両方のスティックやカメラワークを変えなきゃいけないから、操るのがなかなか難しかった。

でもそれらを使った仕掛けをどんどん解いていくのが楽しかった。

 

ステージもバラエティに富んでいる。

古代から始まり、現代に向かっていって、だんだん文明が発達していくわけだが、ステージはどんどん複雑化していくので、ステージ内を走り回るだけでも楽しかった。

ステージBGMはどれも印象深くて、ほとんど覚えている。ジャングルリバー、ナンデココニ遺跡、スペクター城あたりは秀逸。

とくに現代以降はステージのギミック自体もなかなか難しく、マチノシティのドラム缶が転がってくるゾーンはなかなかクリアできなかった。

スペクター城に至ってはまともにクリアするまでに何人死んだかわからない。

そしてスペクターと戦うためにはすべてのサルを捕まえなければならないので、それがとにかく大変だった。

恐ろしく捕まえにくいところにいるサルとか、捕まえようにも完全武装しているサルとか、なかなか難易度が高い。

たしかにこれは小学生には無理だな…。と感じる部分も多々あった。

ただ、それだけ苦労したこともあり、10年以上越しにスペクターを捕まえた瞬間の喜びはひとしおだった。

 

また、本編からは外れるが、

ミニゲームも狂おしいほど楽しかった。

小学校時代には、こちらの方をよく遊んだかもしれない。 

ミニゲームとしては以下の3つ

・スキーキッズレーシング

・スペクターボクシング

・ギャラクシーモンキー

どれもBGMが最高で、ギャラクシーモンキーは正直ずっと聞いていられる。

 

スキーは、左右の板が2本のスティックに対応していて、「実際に板を操る感覚に近い」とスキーをよくする父親が言っていたのを覚えている。

紙みたいなキャラクターだったけど、レーシングゲームとしての完成度も高かった。

ボクシングは結局相手が強すぎてほとんど勝てなかった。上位に行くほど名前に「ゴリ」がつくようになり、ゴリノフ的な名前のやつがめちゃくちゃ強かった記憶がある。

シューティングは30面くらいまでが限界だったけど、両方のスティック使うシューティングは斬新でずっとやりこんでしまった。

ちなみに、このギャラクシーモンキーのBGMは、ラスボスのスペクター戦のBGMにも使われていて、戦うのがものすごく楽しかったのを覚えている。

 

ということで、本編ミニゲームともに楽しかったサルゲッチュだが、その後、「2」や「3」をはじめ、その他派生ゲームも次々発売され、一躍人気シリーズとなった。

自分はこの初代をクリアした達成感で満足してしまったので、その後のシリーズはプレイしていないが、このころのゲームは楽しかったなあと改めて感じた。