麺屋武蔵シリーズでは個人的に最も好きな店。といっても、行ったことあるいくつかのうちの…という意味だが。
上野駅の不忍口から歩いてすぐのガード下にあり、いつもわりと並んでいる。
ここの特徴は特注のオーブンで焼いたというチャーシューやローストポーク。
とにかくデカくて厚いので、枚数を1枚でも増やそうもんなら麺が覆い尽くされてしまう。
肉とつけ麺の両方が食べたい!と思った時に行くべき店である。
写真は「黒 相傳つけ麺 」
普通のつけ麺は麺の上にチャーシュー1枚のみが乗っているが、
「相傳つけ麺」の場合は、上の写真の通り、チャーシュー追加1枚と味玉が乗り、麺がほぼ見えない状態となる。
「ローストポークつけ麺」に進化させると、さらに分厚いローストポークが乗るため、
もはや麺を食べに来たのか、豚を食べに来たのかわからなくなる。
それでいて、この店は麺が1kgまで増量可能というもんだから、大食いの人にはたまらないと思われる。
このチャーシューだが、食べ応え抜群であるだけでなく、味も素晴らしい。
ちゃんと下味がついているし、チャーシューの上にかかっているソースがまた良い味であり、肉とよく合う。
もちろんスープに入れて麺と一緒に食べても美味しい。
なお、スープにも角煮っぽいチャーシューが入っているため、かなり全体として肉推しのつけ麺である。
次に、スープが2×3の6種類。
まず、「ノーマル」と「濃厚」があり、
それぞれに色が、白、黒、赤、とある。
基本は白で豚骨魚介(魚介風味推し)、
黒は、白にマー油(焦がしにんにく油)をプラス、
赤は白にラー油の辛味をプラスした、
というのがざっくりとした説明。
個人的オススメは、「ノーマル」の「黒」。
マー油の香ばしさと魚介の甘みが良いバランスで食欲をそそるし、他でなかなかない味としては、まずこの「黒」を食べるのが良いのではないかと思う。
なぜ濃厚でないかというと、濃厚シリーズは若干しょっぱいのと、濃厚すぎてうまくつけ汁を節約しながら食べないとスープが足りなくなってしまうので、初心者にはオススメしない。
また、辛いのが好きな人は「赤」でも良いかもしれないが、裏メニューとして、「赤黒ミックス」というのもでき、それがメチャクチャ美味かった記憶があるので、それをオススメする。
↑発病前に1度食べたきり、さすがにもう食べられなくなってしまった。
「白つけ麺」
基本の味を確かめたい人は白でも良いと思う。
白といっても、上の写真のように、白いスープなわけではなく、黒と比較して白めなだけである。
十分味が濃いので、薄味好きな人は最初は白でも良いかもしれない。
またここの店は鰹出汁でのスープ割りが美味いので、いくら麺増量が無料だからといって、増しすぎるとあとでスープ割りが味わえなくて後悔することになるので、気をつけるべきである。
ということで、肉推しのつけ麺屋、麺屋武蔵武骨相傳でした。