腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

16.ゼノブレイド

年末年始休みにハマって外に出れなかった原因がこのゲーム。

wiiで5年前に発売されたものの3DS版リメイク。

 

最初画質が微妙かなーと思ったけど、とんでもない。

そんなこと気にならないぐらい、魅力にあふれた作品であった。

 

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(1)ストーリー

最初は、「復讐」という形で敵を追うところから始まる。

でも、物語はだんだん姿を変えていって、全く予想のつかない着地点を迎える。

基本的には、王道の「燃える展開」が多いストーリー。

 

でもそれだけではなくて、苦しくて切ない場面も多々ある。

主人公に与えられた「ビジョン(未来視)」という能力によって、

少し先の未来を”視る”ことによって知らされる危機をいかに回避するか、

というのを何度も繰り返すわけだが、

ある意味、「少し先」しか公開されてないことによって、

スリードというか、うまく「誘導」されている感覚。

 

でもそれが嫌ではなく、

予想できない次の展開に常にワクワクさせられている感じ。

小説でいうところの「ページをめくる手が止まらない」感覚に近い。

終わってみると、張り巡らされた伏線の秀逸さに気づかされて、

すぐに2周目に入りたくさせるそのストーリー構成は

さすがとしか言いようがない。

 

(2)広大なフィールド

最初、2体の巨大な神の体の上が舞台と聞いて、

あれ「狭い」?と思ってしまった。

でもそんなの、勘違いだった。

どこまでも歩いて行けるフィールド画面が楽しくてしょうがない。

見えるところはほとんど歩いて行けるというのが凄いし、

「秘境」なる場所を見つける楽しさもある。

とくに、楽しいのが、ガウル平原

もうそこに入った瞬間から、

後述する音楽も相まって、ワクワクが止まらなかった。

ここまで冒険している感を味わえるRPGは他にないと思う。

また、いろんな動画で紹介されているように、「落下」が楽しい。

水に落ちれば死なないので何度も落下を楽しむことができる。

細部までこだわってるなーというのがわかる。

 

そして、バトルとフィールドがシームレスなのも良い。

バトル中に昼→夕方→夜になって、景色が変わっていくのも魅力。

 

(3)バトル

最初は本当に何をすればよいのかわからなかったけど、

丁寧なチュートリアルに従って戦ってると自然と闘い方がみについてくる。

それでも、普通に進めてるとすぐに全滅するぐらい敵が強くて、

でも全滅してもペナルティがないから何度もチャレンジできて、

何度か戦っていくうちにだんだん対策がわかってきて、

それで敵を打倒した時の達成感たるや、すさまじい。

特に秀逸なのが、それぞれの役割分担が明確になっていて、

「チームワークで勝つ」感が凄く強いところ。

盾役であるラインが敵を引き付けて、

がら空きの側面や後方からシュルクが大ダメージを与え、

攻撃を受けたらカルナが回復。

基本はこのパターンでずっとやってたけど、

途中からメンバーを入れ替えて色んなキャラを使いこなして戦えるようになると、

もっと楽しいことがわかって2周目以降の楽しみが増えた。

 

(4)音楽

フィールド、バトル、どの曲も素晴らしすぎる。

ガウル平原を聞きているとどこまでも走っていけそうで、

ランニングするときのBGMはもっぱらこれ。

テンションを上げたいときは「名を冠する者達」「機の律動」「敵との対峙」

本当にこの3曲はゲーム戦闘曲の中でも屈指の3曲だと思う。

「名を冠する者達」がかかると強敵だからピンチになるのは間違いないのに、

テンションが上がってとりあえず敵に突っ込んでしまって大炎上。

寝る前には「メインテーマ」「帝都アグニラータ」「シュルクとフィオルン」など。

さらに、昼と夜でアレンジ違いのBGMが使われていて、それも楽しみの一つ。

真剣にサウンドトラックの購入を検討したのは、クロノクロス以来。

 

とにかく、New3DSwiiを持っていて、

まだやっていない人は絶対にプレイしたほうが良いゲームだ

と自信をもって言えるゲーム。

ただし、ハマりすぎて現実に戻ってくるまでに時間がかかるので、

仕事が忙しくない時期だったり、

まとまった休みがあるときにプレイするのをお勧めする。

 

そんなゼノブレイドの続編がニンテンドースイッチで出るらしく、

購入するか激しく迷っている。

まあ発売日に買う必要はないからちょっと様子を見てみようかな。