腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

2.かしわうどん@手打ち白門うどん家康(入谷):発症後初の外食!

発症後、記念すべき第1回目の外食は「うどん」でした。

初めてこの店に訪れたのは小学生の頃、

それから15年以上お世話になっているうどん屋さんであり、

思い出補正込みですが、個人的にうどん屋では不動の1位です。

 

かしわうどん

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具は、鶏むね肉、ネギ、三つ葉、かまぼこ

本来なら、これに加えて揚げ玉が付きますが、

店長さんにお願いして言って揚げ玉を抜いてもらいました。

あと、鶏皮を剥いでもらって、極限まで脂を少なくしてもらっています。

 

病気になってしばらくは「疑わしきものは食べない」という信念のもと、

おかゆ/ごはん

・鶏ささみ

・素うどん

・焼き魚(白身魚

・ヨーグルト

・野菜ジュース

だけの生活が1か月近く続いていたので、

久々の外食とあって、その美味しさは格別でした。

 

このお店のうどんの特徴としては、

・コシの強い手打ち麺

・関東風と関西風のいいとこ取りをしたようなスープ

・手作りゆず胡椒(※辛いので現在は食べられず)

という点が挙げられます。

 

とくに麺は特徴的で、ここでしか食べられない独特のコシがあります。

さらに、このお店はもともと麺の量が300gと多い(ほかの店の1.5倍程度)のですが、

これを無料で1.8倍(540g)まで増量してくれるという、

何とも素晴らしいサービスがあります。

私は普段1.5倍が多いです。

そして、その麺とスープの相性が抜群で本当に飽きが来ないです。

また、私は食べられなくなってしまいましたが、

オリジナルのゆず胡椒がとにかくおいしいです。

一般のゆず胡椒と違って色が赤いため、ゆず七味に近いかもしれませんが、

独特の辛味がスープとよく合うため、発症以前はよく入れていました。

 

【その他のメニューについて】

・家康うどん

ラーメン屋でいうところの「全部入り」のような具だくさんの豪華なうどんです。

豚肉、牛肉、鶏肉、なめこ、揚げ玉、三つ葉、かまぼこ

などが入っています。

基本的にこれを食べておけば間違いないです。

 

・力うどん

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揚げたお餅が3つも入っているボリューミーなうどんです。

私が注文する際には揚げずに入れてもらいます。

 

・ざるうどん

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夏場はこれに限ります。

コシの強いうどんの麺の美味しさを存分に楽しむことができます。

類似メニューとして、薬味付きの板うどん、ごまだれのざるうどんなどがあります。

 

・冷やし御膳

ぶっかけタイプの冷やしうどんで、温泉卵、エビ、豚肉、キュウリ、カイワレなどの具とその他薬味が乗っています。

 

・唐うどん

冷やし麺を温かいスープにつけて食べるタイプのつけ麺のようなうどんです。

辛い坦々風のスープに温泉卵、豚肉、ネギ、キュウリなどの具が入っており、

つけ麺が大好きな私にとっては大変美味しく食べておりましたが、

唐辛子が入っているので、発症以降は食べられなくなってしまいました。

 

・出世うどん

食べ切ると出世できるといわれるという名物メニューです。

麺の量は900gと通常メニューの3人前です。

注文に条件があり、

  1. 25才以下
  2. 平日に行く(休日は別メニューのため)
  3. 当日うどんが100食売れていないこと(100食限定のため)
  4. 残すと2000円増し

とのことだそうです。

私も、25才までには一度完食して出世したいと思っていましたが、

そうこうしているうちに発症してしまったこともあり、

気づいたら25才を過ぎてしまっていました。

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今回はうどんということで、

腸壁にとってはほぼ負担のかからないメニューでしたが、

この頃はまだ症状が安定しておらず、突然の腹痛や血便にも悩まされていたので、

「美味しいものを食べられる幸せ」というものを改めて痛感しました。

 

この日の感動が、

「制限された中でも美味しいものを追求していこう」

というモチベーションにつながり、

今に至っているのかなと思うと感謝してもしきれません。