腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

496. 味噌煮込みうどん+どて煮@味噌煮込罠(本郷三丁目):八丁味噌のコク深いスープが絶品!東京では珍しい味噌煮込みうどん専門店!

都内では珍しい味噌煮込みうどん専門店。

みそにこみん」と読む。

 

本郷三丁目駅から徒歩2分という好立地にありながら、

大きな銀行の裏手の路地にあってなかなかわかりにくいところにある。

本郷三丁目を通勤に使い始めてもう5年以上になるが、

最近になってようやくこのお店を見つけることができた。

 

なお、店長さんは東大出身で、東大病院にも勤務していたという異色の経歴の持ち主。

愛知県がご出身とのことで、味噌煮込みの本場名古屋の味を再現しているという。

 

ランチは味噌煮込みうどん単品だが、

ディナーは居酒屋風でおつまみも多数ある。

お酒の種類も豊富なので、今度飲みに来てもよさそうだなと思ったが、

今回は初回だったので、メインの味噌煮込みうどんをいただく。

なお、ベーシックな味噌煮込みうどんのほかに、

・イタリアン(トマト、チーズ入り)

・インディアン(カレー入り)

・キムチ

などがある。

 

また、人気のつまみメニューであったどて煮も注文。

すると、もともと煮込んであったと思われるどて煮から先に提供された。

 

どて煮 600円

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牛筋を三種類の味噌で煮込んだという人気メニュー。

牛筋自体はトロトロで柔らかく、じっくり煮込まれている。

ビーフシチューを思い出すような、やや西洋風の味付け。

味噌は甘めで、ネギのアクセントも良い感じ。

これは日本酒が絶対に合う味である。

頼まなかったことを少し後悔しつつちびちび味わっていると、

待望の味噌煮込みうどんが運ばれてきた。

 

味噌煮込みうどん 900円

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見るからにぐつぐつに煮えたぎっており、

目の前に運ばれてきただけでも食欲を掻き立てられる絵面である。

とても直接すすれるほどの温度ではないので、小皿にとって少しずつ味わう。

 

まずはスープから。

自家製八丁味噌を使用しているというそのスープは、

しつこすぎず変な甘さもなく、しっかり味噌のうまさが引き立てられていて美味しい。

店で使う味噌には店長さんのこだわりがあり、

・コクや酸味の強い『まるや八丁味噌』の赤味噌

・甘い清洲白味噌

・塩気が強い赤味噌

という愛知の3種類を味噌を東京に取り寄せてブレンドしているとのこと。

1種類のみでは引き出せない個性豊かな味わいになるとのことである。

 

次に、麺は自家製麺を使っているとのことで、もちもち感が非常に強い。

名古屋で食べたときはもう少し粉っぽかった気がするので、

自分はこちらの方が好み。

かなり太さもまばらだが、それが逆にいろんなバリエーションを生んで良い。

しっかり煮込まれているのにこしが失われていないのはさすが。

 

入っている具としては、

・半熟卵(生に近い)

・かまぼこ

・鶏肉

・刻み揚げ

とシンプルなのだが、

中でも、スープが染みた刻み揚げは絶品。

卵は早めに混ぜればスープとよく混じっていくが、

逆にしばらく置いておくと、熱で固まっていくので、そこは好みに応じて。

鶏肉もしっかり煮込まれている割には柔らくて美味しかった。

 

ということで、

非常に珍しい、味噌煮込みうどん専門店であった。

 

専門にしているだけあって、さすがの美味しさ。

名古屋出身の方や、味噌味が好きな方にはおすすめである。

ぜひ、寒いうちに行っていただきたい。

 

個人的には、今度はイタリアンに挑戦してみたいなーと思っているので、

冬のうちにもう一度行き、次は日本酒とともに味わいたいところである。