腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

469. アトランティックサーモンと大黒本シメジのらーめん@海老丸(神保町):ラーメンからの雑炊からのリゾット!一度に3度美味しい限定塩ラーメン!

海老丸さんの秋の限定。

ツイッターで宣伝されていて、評判も良さそうだったので行ってみることに。

なお、久しぶりに行ったその日に書いた記事なので、

若干内容が薄いかもしれないのでご了承いただきたい。

 

アトランティックサーモンと大黒本シメジのらーめん 1200円

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毎度鮮やかな盛り付け。

よくよく見るとかなりの豪華食材ぞろいである。

 

その豪華食材を食べたい欲求に襲われながらも、まずはスープから。

海老丸さんといえば濃厚系スープであるが、今回は一転してサッパリ系

サーモンのアラ、鰹、干し椎茸などで出汁を取っているとのこと。

サッパリ系と言いながらもしっかり強烈な旨味が凝縮されていて、

じわじわうまさが来る感じ。

気づいたらスープがどんどん減っている。

 

麺は極細のストレート麺。

サッパリ塩系にちょうど良い細さになっている。

 

豪華トッピングは以下の通り。

・スモークされたアトランティックサーモン

・スモークされた鶏肉レアチャーシュー with イクラ

・大黒本シメジ

・ケッパーベリー

・ベビーキウイ

・カブ(?)

・なにかの花

 

最後の二つは調べきれなかった。(聞いておけばよかった)

 

まずは、主役のアトランティックサーモン

これが、程よくスモーク感がありながらも、

レア感が残ってて柔らかくて非常に美味しい。

スープに浸しておくと、徐々に熱が入っていくので、

それを待ってから食べて半生状態になってももちろん美味しい。

わりとハラス寄りのところを使っていただいているためか、

かなり脂がのっているので、鮭の脂好きにはたまらない。

(鮭の脂はω3系なので腸に良いから積極的に摂取している)

なお、このサーモンうれしいことに3枚も乗っている。

個人的には、1枚目はすぐに(生で)、

2枚目はスープに浸してから半生で、

もう1枚はあえて残しておいて、雑炊&リゾットの時に食べるのをお勧めする。

 

続いては、鶏チャーシュー

以前も登場した鶏のレアチャーシューであり、しっとり柔らか。

今回はこの上にイクラが乗っていて、これもまたよく合って美味しい。

鮭とイクラの親子セットが合わないわけがない。

 

タイトルにも入っている大黒本シメジ

こちらの本シメジだが、松茸と同じく栽培が非常に難しいため、

一般にはあまり流通していない希少なしめじだそう。

なんといっても、弾力のある歯ごたえが魅力的であり、

ジューシーな軸から旨味たっぷりの滋味がじわっと口の中に広がる。

香りもマツタケに近いくらい強烈。

疲労回復効果も期待できるオルチニンを豊富に含んでいるらしく体にも良いらしい。

こんないいキノコをこんな値段で食べられるなんて感動である。

 

続いては鶏とイクラの上に載っているケッパーベリー

ケッパーという植物で、花が咲いた後の実を塩とビネガーで漬けたものである。

小さな種が入っていて、歯ごたえの良い食感はさくらんぼのよう。

小さな枝がついているところもサクランボに似ている。

味は、オリーブに似ている感じだが、爽やかさがあり、食感も柔らか。

 

そしてもうひとつの新出食材であるベビーキウイ

2~3cm程の大きさでキウイフルーツをそのままミニチュアにした感じ。

皮には酸味があり、中の果肉はかなり甘いので、

皮ごと食べるのが正解かなという印象。

すごく爽やかになって、いい口直しになる。

 

その他、小さなカブのような野菜と、

何かの花びらが入っていたのだが、正体がわからず。

せっかくだから店長さんに聞いてみればよかった。

 

さて、そうこうしているうちに、麺も具もなくなってしまい、

いよいよ〆に入っていくのだが、

今回は、ここからが本番であった。

 

 

 〆リゾット(提供時)

 

 

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まずはこちらが提供時の状態。

なお、今回の限定のためのリゾットセットである。

普段ならエビが乗っているところ、今回は鮭が乗っていて、

サクラエビ入りの特製きんぴらと卵黄が添えられている。

正直これだけを混ぜて食べても相当美味しいだろう。

 

まずはそこに、スープを投入!

 

〆リゾット(雑炊)

 

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まずは、雑炊タイプでいただく。

見ての通り石鍋が熱々なので、少し冷めていたスープが一瞬で温まり、

極上の雑炊が完成する。

塩スープが繊細なので、具は混ぜずにそのままにしておき、

白いご飯とスープの組み合わせを楽しむのが良いかと個人的には思う。

そして少しずつ卵黄を崩したり、鮭やきんぴらと混ぜていくと、

どんどん味が濃くなっていき、どんどん美味しくなっていく。

 

そして、半分ほど食べ進めたら、チーズを投入!

 

〆リゾット(チーズ投入)

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〆リゾット(スープ再投入)

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〆リゾットの完成版である。

店員さんに削りチーズを入れてもらい、

スープを再投入し、1枚残しておいたサーモンも投入。

サーモン1枚残しは、完ぺきな作戦であった。

味はもちろん美味しい。

鮭の塩気、きんぴらの濃いめの味、チーズのまろやかさ、

それらをやさしく包み込む塩スープ。

もう、完璧である。

塩スープでリゾットって本当に美味しいのか、

一瞬でも疑問に思ってしまいすみませんでした。

 

ということで、

一度に3度美味しい限定ラーメンであった。

雑炊からのリゾットは他の店でもハマる可能性があるのではないだろうか。

限定がいつまでなのかはわからないが、あるうちにぜひ食べてほしい一杯である。

特に鮭やキノコが好きな方はぜひ。