腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

466. 濃厚煮干(肉増し)@さんじ(上野):濃厚な煮干×豚骨スープがたまらない!中毒者が続出するのも頷ける一杯!

前回、圧倒的な蟹の濃度と油の量に度肝を抜かれた「さんじ」さん。

kenshinkk.hatenablog.com

 

毎回通りかかるとすごい行列になっているのでスルーしてしまうのだが、

今回はたまたま列が10人くらいだったので、チャンスと思い並んでみた。

 

今回は、もうひとつの看板メニューである濃厚煮干に挑戦。

蟹のときは油がすごいことになっていたので、

今回はしっかりと体調を整えて臨んだ。

 

店長さんのtwitterを確認すると、

限定ラーメンが毎週のように出ていて、そちらも食べてみたかったのだが、

まずはレギュラーメニューを制覇しなければということで、

誘惑を捨てきって濃厚煮干を選択した。

食べログにて肉増しがお勧めされていたので、そちらも追加した。

 

濃厚煮干し(肉増し)850円(+300円)

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まず盛り付けが素晴らしい。

圧倒的なチャーシューの数。

いくら肉増しとはいえ9枚はサービス良すぎである。

なお、肉増しにしない場合は2枚らしい。

 

意外だったのは、スープの色。

やや赤みがかった茶色をしている。

濃厚煮干系と言えばセメントのような灰色をしているお店が多く、

今回もそれを予想していたので、少しびっくりした。

 

一口飲んでみると、

煮干のワイルドな旨味がドワーッと広がるのであるが、

後味がなんともいえないまろやかさ。これはうまい。

どうやら煮干しだけの濃厚さではなく、濃厚な豚骨白湯も合わせているらしい。

煮干しの臭みというかエグ味的なものをうまく中和させているなーという印象。

ただ、蟹と同様、塩気がやや強めでめちゃくちゃジャンキー(褒め言葉)。

蟹のときのような油っぽさはないが、中毒性はすさまじい。

常連さんがここまで多いのも頷ける味であった。

 

麺はパツンパツンと歯ごたえがよいタイプの細麺

浅草開化楼の角断面細ストレートというものらしく、スープとの相性は抜群。

麺の量はやや少なめだったので、後述のさんじ玉を頼めばよかったと後悔。

 

チャーシューは低温調理の豚ロースの極薄カットが9枚。

最初は鮮やかなピンク色で、スープの熱により後半は色が変わってくる。

薄切りなので、ボリュームはそれほどないが、麺や他の具と一緒に食べやすいタイプ。

ネギは、煮干しラーメンには定番となったタマネギ青ネギの2種。

やはりタマネギが美味しく、爽やかさとほのかな辛みが濃厚煮干しスープとよく合う。

 

さんじ玉

→日替わりで味が変わる「味付き替え玉(和え玉)」というやつで、

煮干し系ラーメン店ではよくあるタイプなのだが、日替わりなのは珍しい。

いつも替え玉をすると満腹になりすぎてしまうので、今回は頼まなかったが、

この日のさんじ玉は「すき焼き風」ということで卵入りのレアなタイプだったらしく、

隣で注文していた常連さんが美味しそうに食べていたので、

スープを飲み干した後に「頼めば良かった」と激しく後悔した。

 

ということで、

蟹に続き、煮干しも中毒性のある強烈なラーメンであった。

ハマる人はドハマりするであろう。

 

次回はtwtterで限定情報をチェックしたうえで、

さんじ玉を食べられるくらいお腹を空かせてから訪れたいと思う。