腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

462. 【移転】特製手揉み中華そば(太麺)@麺処ほん田(東十条):正統派醤油ラーメンの最高峰!計算された素材のバランスが絶妙な至高の一杯!

全国に名をとどろかせる有名店「ほん田」の本店。

北区エリアはおそらく初めての投稿である。

東十条という駅はなかなか降りたことがなく、

実際降りてみても土地勘が働かず、ちょっと迷ってしまった。

 

店の前にたどり着くと、閑静な住宅街にもかかわらず、

11時台だというのにとんでもない大行列。

20人は並んでいただろうか。

その日は、30℃を超える猛暑日だったが、汗を大量にかきながら30分並んだ。

 

ちなみにメニューはラーメンだけで数種類。

・醤油

・塩

豚骨魚介

つけ麺も

豚骨魚介

・淡麗昆布水

の2種類があり、パターンが豊富。

これから何度通わなければならないのだろうか。

 

なお、このお店は食券を買ってから並ぶというスタイルなので、

事前にメニューを決めてから行かなければならない。

 

また、ラーメンを選んだ場合には、食券を渡すタイミングで麺の種類を聞かれる。

太麺(手もみ麺)と細麺の2種類から麺を選ぶことができるのだが、

ここは、食べログの高評価を信じて太麺を選択した。

 

特製手揉み中華蕎麦(太麺) 970円

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・スープ

鶏ベースの雑味の無いクリアなスープ。

ひとくち飲むと、芳醇な鶏の風味が口の中に広がる。

若干煮干しの香りもするのでダブルスープ系と思われる。

よーく見ると背脂も少々浮いているのだが、全然しつこくない範囲。

背脂好きには物足りないかもしれないが、自分にはちょうどよい量であった。

醤油は、生醤油2種と濃厚、薄口、たまり醤油の多種類の醤油を独自ブレンドしているとのこと。

色んなうまみのあるスープ全体が、醤油の程よい塩気でまとめ上げられており、

非常にバランスの良い正統派醤油スープであった。

 

・麺 

麺は、茹でる直前に手揉みしてちぢれを付けている。

人の手による不規則なちぢれがスープとの絡みを生み出し、

普通の麺とは段違いの美味しさとなるのである。

独特のモチモチ感があり、上述のちぢれによってスープと良く絡んで本当に美味しい。

大盛りにしても良かったなーと少々後悔。

 

・低温調理レアチャーシュー

正直とんでもなくレベルが高い。

レアなのでしっとりしていて柔らかいのはもちろんのこと赤身部の旨味が凄まじい。

これだけのチャーシューを5枚も食べられるので、

レアチャーシュー好きな方は間違いなく特製にすべきである。

 

・吊るし焼きバラチャーシュー

こちらもこちらで絶品。

しっかり火が通っており、表面に香ばしい焦げ目があるタイプ。

肉汁がしっかりのこっていて非常にジューシーで、

なおかつ香ばしさも併せ持っている。

2枚しかないのが惜しい美味しさである。

 

・味玉

絶妙の半熟具合。

スープを侵食しないほどのトロトロ感。

ほんのり醤油味が付いているが、スープと合わせても美味い。

 

・青菜

スープをよく吸っているが、多少のシャキシャキ感が残っており、

麺にもよく合って美味しい。

昔ながらの中華屋のラーメンに入っている青菜に近いかもしれない。

 

・その他

メンマ、ネギ、海苔など、

定番のトッピングも入っており、いずれも高レベル。

 

ということで、 

正統派醤油ラーメンの中でも、都内屈指のバランスの良さを誇る一杯であり、

老若男女いろんな人にお勧めしたくなる一杯であった。

いろんなメニューもあるので、ファミリー層にもウケるのではとも思ったが、

長い列を並ばなければならないのがツラいところか…。

 

ユースケースとしては、

大宮方面から京浜東北線で都内に帰ってくるときなどに、

東十条で途中下車して一杯すすってから帰る、というパターンになりそう。

 

全メニューを制覇するまでに何か月かかるかわからないが、

ひとつずつ着実に食べていきたいと思う。

 

【追記】

2020年4月に本店は秋葉原に移転されました。