ラーメン激戦区:上野においては、古株となってしまったこちらのお店。
本ブログでは紹介していなかったので、今更ながら記事にしてみる。
オープンは2003年ということで、前述の通りなかなかのベテラン選手である。
オープン当初はそこまで麵屋武蔵が浸透していなかったことに加え、
上野も今ほどの激戦区ではなかったので、毎日のように行列になっていた。
かくいう私も10年以上前、高校生のときには、たまに行っていたのだが、
割と「こってり系」寄りのイメージだったので、
発病してからは数年間全く行かない期間があった。
その間にメニュー構成も大きく変わっていたこともあり、
再度味わってからレビューを書くことにした。
また、本ブログでも何度か紹介した姉妹店「武骨相傳(※)」さんは、
武骨から派生した姉妹店であり、メニュー構成等もよく似ている。
※武骨相傳さんの記事
さて、そのメニュー構成はというと、
・らー麺(白、黒、赤)
・つけ麺
それぞれ、頭に「武骨」がつくと、特製(煮豚+煮卵)ということになる。
そして、つけ麺は1kgまで大盛り無料という大判振る舞い。
ただし、そんな食べきれないし、頼んでいる人も見たことがない。
白、黒、赤の3色のスープについては相傳さんとほぼ同じであり、
白:基本の味(豚骨ベースでやや魚介系が入る)
赤:辛味をプラス
という構成。
初心者は「白」、
ありきたりが嫌な人は「黒」か「赤」をおススメする。
なお、「赤黒ミックス」もできるらしい。
今回は、相傳でも美味しかった「黒」を注文した。
武骨らー麺(黒) 1100円
ビジュアルからすると、ものすごく「黒」である。
イカスミが強いのかなーというくらい黒いが、実際はマー油の割合がかなり高い。
なので、ニンニクの風味がかなり強いので、直後に人と会う場合は要注意。
なお、黒い油の層は表面だけであり、
混ぜていくと基本の「白」である豚骨魚介スープが出てくる。
食べてみて、イカスミ&ニンニクの入っていないスープが良ければ、
とりあえず白を選んでおくのが無難かもしれない。
辛みを足したい人は赤も良いと思うが、私は食べたことが無いので書けない。
麺は、おなじみの極太麺。
つけ麺に入っていてもおかしくないくらいの太さである。
モチモチとした食感で、やや角ばっているのが特徴的。
スープの濃厚さに全く負けない存在感はさすがのひとこと。
トッピングは、メンマ、豚角煮×2、味玉、とかなりシンプル。
ノーマルだと、メンマと豚角煮×1となる。
ただ、この豚角煮が昔から恐ろしいほど美味しい。
タレの中でじっくりと煮込まれた豚バラは、
タレの味がしみ込んでおり、箸でスッと切れる柔らかさ。
脂身もちょうどいい残り方をしていて、残っている部分は甘くて非常に美味しい。
腸にとっては、かなり大きな負担となるわけなので、
翌日に仕事がないときに行くようにしている。
味玉はしっかり半熟なのに、味もしっかりついていて非常に美味しい。
濃厚武骨つけ麺 1100円
こちらは、プレーンのみ。
アレンジが食べたければ「相傳」の方に行けということだろう。
つけダレは、らー麺の「白」を若干濃くしたような感じ。
意外と背脂が多かったので、腸への負担はやや大きいかもしれない。
その背脂のおかげでやや甘めのつけダレなので、
物足りない人は卓上の唐辛子や、お酢などを加えると良いかもしれない。
麺は、ラーメンと同じで、やや角ばり気味の極太麺。
つけ麺の方が麺の美味しさはダイレクトに分かるので、
極太麺好きにはつけ麺をおススメしたい。
また、卓上に割りスープが常備されており、入れ放題なのは嬉しいところ。
ということで、
15年を超えて激戦区・上野で人気を保ち続けている名店をレビューした。
以前ほどでないとはいえ、未だに並んでいることが多々あるので、
訪問する際にはピーク時は避けた方が良いかもしれない。