腸壁を削って美味い物を食す

潰瘍性大腸炎(軽症)持ちの筆者が、病状が悪化してでも食べたいと思う逸品(主に麺類)を思いつくままに紹介するブログです。基本的に週2回(日曜・水曜)の更新です。よろしくおねがいします。

450. 創作つけ麺「高知県 土佐清水産 姫鯛」@巌哲(早稲田):高級魚ヒメダイのつけ麺フルコースにまたもや感動!

前回訪問にて「イサキ」で感動させられてから約2か月。

久しぶりの訪問であった。

kenshinkk.hatenablog.com

 

今回の魚は「姫鯛」。

正直聴いたこともなかったので調べてみると、超がつく高級魚であった。

理由は、漁獲量が少なく、一般的に流通することがほとんどないため。

釣りでも狙って釣るのが難しく、

他の魚を狙っている時に外道として釣れることがほとんどだそう。

 

そんな高級魚だけあって、

値段の方も1900円とやや高めの設定ではあったのだが、

今回もやっぱり日本酒とセットで注文することに。

さらには、限定の炊き込みご飯チーズ茶漬けも追加注文。

3000円を超えていたが、気にしたら負けである。

(注:訪問当時は、ボーナス支給直後だったため金銭感覚が麻痺していた模様)

 

ということで、まずは、日本酒から。

なお、日本酒は店長さん自ら注ぎに来ていただけるというサービス付き。

さらに、今回は好みのタイプの日本酒をリクエストさせていただけることに。

この日は外が異様に暑かったので、「スッキリ系」をリクエスト。

 

媛一会(ひめいちえ)

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愛媛県の東部、西条市の海にほど近い三芳で酒を醸す武田酒造さんのお酒。

愛媛県産の米と数種類の酵母から作っているらしい。

口に入れた瞬間の甘味と酸味のバランスが絶妙で、

生酒だからそれなりにガツンと来るけど、リクエスト通り後味はスッキリ。

暑い日にぴったりのお酒であった。

つまみとして出てくる「いぶりがっこチーズ」ともよく合う。

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なお、この日も「白子」と「真子」がおまけで用意されていたそうだが、

残念ながら自分が到着する前に売り切れてしまったようで。

次回こそは限定のおまけにありつきたいものである。

 

そんなことを考えながら、お酒を楽しみつつ待っていると、

刺身用のお醤油が運ばれてきた。

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この時点ですでにお酒を半分ほど消費してしまっており、

残りも一気に飲んでしまいたい衝動に駆られていたのだが、

もうすぐ刺身が来るからそれまで待て」と自分に言い聞かせて、

懸命に耐えたのを覚えている。

 

そして、真打が登場。

 

創作つけ麺「高知県佐清水産 姫鯛」

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麺&刺身

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麺はおそらく前回のイサキの時と同じもの。

写真で見ても、やはり綺麗だなと思う。

表面のなめらかな平打ちストレート麺で、舌触りも歯切れも良い。

 

今回その上に乗っているのは、ヒメダイの刺身である。

豪華に3切れも載せてくれている。

しかも、同じ部位3切れではなく、微妙に違う部位からもってきているそう。

黒い方は背側でややサッパリめ。

白い方は腹側ということで、脂のノリが尋常ではない。

本わさびと醤油という定番の組み合わせで頂く。

身は柔らかで、若干コリコリした皮目が特徴的で、美味しい。

日本酒との相性も勿論最高であった。

 

スープ

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今回のスープもまた絶品。

非常に繊細な美味しさである。

今回も前回のイサキ同様「ヒュメドポワソン」ということで、

ジャンルでいえば洋風である。

香味野菜の香りが最初に来て、

そのあとでヒメダイの旨味がじわーっとやってくる感じ。

正直、濃厚系を食べ慣れすぎている自分としては、

ファーストインパクトとしては「薄めだなー」という印象なのだが、

食べ進めていけばいくほど、どんどんその深みにはまっていき、

いつのまにかそのスープの虜になっているのである。

非常に不思議な感覚。

 

トッピングとしては、

ヒメダイのムニエル

・エリンギ

・トマト

という3種類。

 

ヒメダイのムニエル(抜粋)

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スープの中にいれたままでもよかったのだが、

単独でじっくり味わいたくて外に出してしまった。

付け合わせのレモンを絞って頂くと、もう至福の瞬間である。

 

しっかりした皮目はパリパリに焼かれ、

脂が乗りまくっている身の部分は、ふっくらしていて食べごたえも抜群。

そこにレモンとバターの香り、最高すぎる組み合わせ。 

 

ムニエルはフランス料理?のはずだが、日本酒ともすごく合う。

このムニエルのために残していた日本酒を一気に煽る。

和洋折衷最高。

 

・エリンギ

これがまたいい仕事をしている。

ムニエルで使ったオリーブオイルとバターを吸わせて炒めたらしく、

ヒメダイの旨味をしっかりと吸っているのである。

これだけでも、ご飯のおかずとして成立するのでは?

というクオリティであった。

 

・トマト

一見ただ皮が剥かれただけのトマトにも見えるが、只者ではない。

鰹出汁に浸してかつおダシを含ませたトマト」なのである。

ひとくちかじろうものなら、トマトの酸味とともに鰹出汁がジュワッと出てくるのだ。

かじった後の残りは、スープ溶かして味変に使う。

すると、繊細なクリアなスープから、いっきにトマト風味のスープとなる。

↓こんな感じ 

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ご覧の通り、真っ赤に大変身。

元々が洋風のスープだったので、トマトが合わないはずもなく、

前回のイサキ×トマトと甲乙つけがたい美味しさであった。

 

なお、この写真を撮ったときに卵焼きが入っていることに気付いた。

この卵焼きはおそらく普通の出汁巻き。

甘さひかえめの味付けだったため、意外と合っていた。

 

炊き込みご飯

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忘れてはいけないサイドメニュー。

説明の流れを切っては良くないと思い、この順番で紹介したのだが、

実をいうと、つけ麺登場の直後には、この炊き込みご飯は運ばれてきていた。

 

一口食べたときの衝撃たるや、すさまじいものがあった。

口に広がるヒメダイの旨味と、生姜醤油の味付けのバランスの絶妙さ。

最初、「味見ついでにひとくちだけ…」と思って食べたわけだが、

ひとくちで箸を止めることなど、とてもできなかった

まだ日本酒を飲み切っていないにもかかわらず、

茶わんの半分近くをガッツリ平らげてしまうという大失態。

 

刺身3切れとムニエルで酒を飲み切る→炊き込みご飯と茶漬けのWシメ

という計画が完全に崩れ去った瞬間だった。

(その後、ムニエルとともにお酒を飲み切り、当初の流れに戻した。)

 

にしても、この炊き込みご飯だけでも、生半可な額では食えないレベルである。

いやー、これは頼んで正解だった。

 

スープ割&チーズ茶漬け

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気を取り直して、今度こそ最後のシメである。

今回も洋風かつトマトが入っているので、チーズが本当によく合う。

前回と違って、トマトを味変で入れていくタイプなので、

全体がトマトに染まっているわけではなかったのがまた良い。

ヒメダイの出汁も、スープ割になってから一層ダイレクトに味わうことができた。

 

ということで、

高級魚ヒメダイをじっくり味わえる素晴らしい一杯であった。

日本酒、〆のご飯2種という贅沢極まりないメニュー構成だったが、

大盤振る舞いして大正解。

魚って奥が深いんだなと改めて思わされる、そんな体験ができて幸せであった。

 

また近いうちに、気になる限定があったら訪問したいと思う。

 

↓レギュラーメニューの記事はこちら。

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