今季2度目のくろ㐂の限定麺。
この日は朝から大雨だったので、
まさか並んでないだろうと思って11:30を過ぎた頃に尋ねたのだが、
いつもの2倍はあるかと思われる大行列。
みんな考えることは同じなのかもしれない。
大雨の中、傘をさしながら1時間弱並ぶことに。
この日は8周年記念の限定。
稲荷屋の限定(※)がなければ知ることもなかった食材、
「ほろほろ鳥」を使った塩ラーメンである。
稲荷屋の限定では洋風で若干強めの味が付いていたが、
今回は塩ということで、ほろほろ鳥の旨味がダイレクトに味わえそうであり、
期待に胸を膨らませて長い長い行列を並び切ったのであった。
ほろほろ鳥の塩そば
まずは美しく透き通ったスープから。
ほろほろ鳥の脂と、特製塩だれに、
ほろほろ鳥と水だけで炊いた出汁が合わさったスープ。
香りと甘みがいつもの鶏よりもはるかに強烈、それでいて上品。
麺は全粒粉のやや平打ち気味の麺。
香り・歯ごたえ・のど越し、どれをとっても素晴らしい。
トッピングで印象的なのは2種類のほろほろ鳥チャーシュー。
低温で仕上げられた、しっとり柔らか胸肉レアチャーシュー。
もう一方はフライパンでじっくりソテーされた、もも肉チャーシュー。
とくに美味しかったのはもも肉。赤身の旨味が凄まじかった。
そこに歯ごたえの良い糸島メンマ。
三つ葉とみょうがも良いアクセントであった。
ほろほろ鳥のあぶら飯
限定サイドメニューのほろほろ鳥あぶら飯。
「あぶら」という名がつくので注文をどうしようか迷ったが、
こんな機会もめったにないので、せっかくなので食べてみることにした。
ほろほろ鳥の脂と混ぜあわされたご飯と、
その上に玉ねぎ・黒胡椒がのっていて、
醤油ベースの特製タレが少しだけかかっている。
見た目は非常にシンプルだが、
玉ねぎの爽やかさとほろほろ鳥の脂の旨みが絶妙なバランスで奥深い味であった。
ということで、今回の限定も並んだ甲斐のある一杯であった。
前回よりもほろほろ鳥の旨味をダイレクトに味わうことができたので、
「ほろほろ鳥」がどういう味なのか、おぼろげながらつかめてきた…気がする。
今年はくろ㐂さんの限定が凄そうなので、こまめにチェックしていきたい。
↓前回のくろ㐂さんの記事はこちら。
(※)「ほろほろ鳥」初挑戦となった稲荷屋の限定