腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

438. 鶏煮込みそば&鶏煮込みつけめん@ラーメン人生JET(大阪・福島):7年ぶりの濃厚鶏白湯!

前回(※)に引き続き、大阪出張編第2回。

kenshinkk.hatenablog.com

たこカルパッチョとたこ焼きを肴に1杯飲んだ後、

たこ尽くしを断念してでも行きたかったお店が、

こちらの「ラーメン人生JET」さん。

 

出会いは2012年つけ麺博

実に7年ぶりの邂逅である。

 

濃厚な鶏スープが美味しかったことはかろうじて記憶にあるものの、

当時は何も記録していなかったので、

いつかもう一度ちゃんと食べて記録に残しておきたいなー

と思っているうちに早7年が過ぎてしまった。

 

そんな中、21時以降に空いている福島駅周辺のラーメン屋を検索したところ、

ここがでてきたので、念願叶っての訪問となったわけである。

 

メニューは

・鶏煮込み系

・清湯系

・煮干し系

・カレー系

・汁なし系

 

などバラエティに富んでいるが、

ここに来たからには名物の鶏煮込み系一択である。

 

後輩と2人での訪問だったので、ラーメンタイプとつけ麺タイプを注文した。

 

まずはラーメンから。

 

鶏煮込みそば

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ひたすら濃厚な

東京でよくある鶏白湯とはちがい、

まるで豚骨ラーメンのようなコク

それでいて豚骨ほどクセやくどさがないのでするする飲める。

同じ鶏の濃厚系でいえば天下一品があるが、それともまた違うベクトルの濃厚さ。

汁気が多めでスープが飲みやすいのに、それでいて濃厚。

 

麺は細麺に近い中細麺といったところか。

スープに負けないだけの太さを持ちつつ、食べやすさも兼ね備えている。

上に乗っているチャーシューやネギはオーソドックス。

あくまでスープと麺が主役ということなのだろう。

三つ葉が爽やかさを演出しており、ベストマッチ。

久々に美味しい鶏スープであった。

 

鶏煮込みつけ麺

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7年ぶりに味わうつけ麺。

 

まずは、麺。

やや平打ち気味のなめらかな麺。

断面は楕円形をしており、モチモチ感がそれなりにある。

なかなか東京ではお目にかかれないタイプの麺。

 

そして、そこに合わせるつけ汁がやはり素晴らしかった。

見た目は鶏白湯という名前から予想される色よりはるかに濃い茶色

鶏だけでなく魚介の香りも感じられるつけ汁となっていた。

実際に食べてみると、ラーメン同様に鶏がベースであることが感じられたが、

意外なことにラーメンよりも食べ終わりがあっさりしていた。

魚介の影響なのだろうか、この濃厚さでこのさっぱり感はなかなか出せない。

粘度はそれなりにあるので、麺にもしっかり絡んでくる。

全体でいえば「中濃」に分類されると思われるややあっさりめのスープなのに、

「濃厚」系を食べた後のような満足度

なかなか新鮮だった。

 

なお、つけ汁の中の具としては、

・刻み豚バラブロックチャーシュー

・薄切り豚肩ロースチャーシュー

・メンマ

・刻み玉葱

・刻みネギ

が入っていて、それぞれが素晴らしい働きをしていた。

とくに刻み玉葱は、スープに馴染んで非常にいい仕事をしている。

 

麺を食べ終えたら最後の「スープ割」。

ラーメンよりも完全に薄くなってしまうのだが、

割出汁がしっかり鶏の上質な出汁が使われているので、

旨味はそのまま粘度だけ下がって飲みやすくなる感じ。

もちろん完飲してしまった。

最後の最後まで味わい甲斐のあるのあるつけ麺であった。

 

ということで、

7年ぶりの思い出の味であったが、

全く色あせない美味しさを再び味わうことのできた嬉しさと、

研究で苦しかった日々を思い出し、あやうく泣きそうになっていた。

 

出張初日にして、食に関しては満足感が得られてしまったわけで、

あとの3食をどうしようかなと悩んでいたのだが、

そんなことはまったくの杞憂であった。

 

次回、大阪出張編③に続く。