前回記事からの続き。
広島出張最終日である。
土産選びが終わり、バスまで残り1時間となったところから、話は始まる。
広島土産を選んでいる時に気づいたのが、「つけ麺」系の土産の多さである。
全然知らなかったのだが、広島は今つけ麺ブームがきているらしく、つけ麺用のタレと麺のセットが大量に売られていたのだ。
これは食べなければ…と思い、駅ナカのつけ麺屋を探す。
すると見つけたのは「ばくだん屋」さん。
迷わず店の暖簾を潜ろうとしたのだが、
漂ってきた刺激的な香りに嫌な予感がしたので、一旦回れ右。
すぐ横のソファに腰掛けて一旦落ち着き、食べログの評判を見てみることにした。
この判断は大正解だった。
出てきた写真がこちらである。
唐辛子まみれ。
これは食べられない。
前日にスジぽんで痛い目に遭っていたので、学習したというべきなのだろうか。
唐辛子の嵐から腸を守ることに成功した。
ということで、つけ麺は諦めることにしたのだが、
もう食べる気マンマンだったので、何かを食べないと気が済まない。
そして見つけたのがタイトルにある「我馬(がば)」さんである。
まさに救世主。
廣島中華そば
屋台風のお店に入るとそこは観光の外国人だらけ。
どうやら初日らしく、ガイドさん的な人が必死で広島名所の解説をしている。
初日の到着早々の食事がいきなりラーメンというのはいかがなものかと思うが、
そんな中ラーメンが着丼。
スープはあっさり系の豚骨醤油。
412回の「幻のラーメン亭※」でも、あっさり系の豚骨醤油スープにもやしという組み合わせであったように、これが広島のスタンダードなのだろう。
麺は極細麺で、博多豚骨系の麺に近い。
それもそのはず、我馬さんは他の店舗では一風堂チックな豚骨ラーメンを出しているとのことで、たしかに豚骨スープの質は高かった。
背脂はのっておらず、スープ上層の油分も少ないので、かなりサッパリ。
2食目でありながらも、スープがそんなにしつこくないのでスルスル入ってしまうので、〆のラーメンとしての適性は高いのではないかと思う。
ただ、これが1食目だったとしたらと考えると役不足感は否めない。
「ホームランラーメン」という名の全部乗せもあったので、1食目ならそちらかなというところ。
ということで、つけ麺が食べられないという悲劇には見舞われたものの、
麺を食べたいという欲求はなんとか解消し、空港へのバスへと乗り込んだ。
激務&満腹により、帰りの飛行機は全寝だったことはいうまでもない。
ということで、長かった広島出張もようやく終わり。
つけ麺を食べられなかったのは残念だったが、グルメ的には満足な旅行出張であった。