腸壁を削って美味い物を食す

潰瘍性大腸炎(軽症)持ちの筆者が、病状が悪化してでも食べたいと思う逸品(主に麺類)を思いつくままに紹介するブログです。基本的に週2回(日曜・水曜)の更新です。よろしくおねがいします。

405. 【閉店】塩かけ+Aセット@鶏だし中華そば かね壱(上野御徒町)

【注意】

2019年5月に閉店されたようです。記事は投稿時のまま残します。(2019年6月追記)

 

日比谷線仲御徒町」駅から徒歩1分。

紫色のビル群でおなじみの「多慶屋」の裏に最近できたラーメン屋。

基本的には「鶏」のお店なので、鶏出汁が好きな人にはぜひ行ってほしいお店である。

 

ちなみに、

浦和にある「鶏そば 一瑳」

高田馬場にある「鶏そば 三歩一

の姉妹店とのこと。

そのいずれも食べログ評価は3.6と非常に高く、

その姉妹店であれば間違いないだろうということで食べに行くことにした。

(なお、今ではこの「かね壱」さんも3.6前後のスコアとなっている。)

 

基本メニューは以下の3つ。

・塩かけ 480円

・濃厚塩かけ 580円

・つけ 580円

かなりお安く見えるが、実はこれはトッピングなしの価格。

これにいずれかのトッピングセットを選ぶ、というのが基本スタイルである。

(もちろんトッピングなしも選択可能、飲みの後には良いかもしれない)

 

・トッピングセットA 300円

 (鶏チャーシュー、炙り蒸し鶏、メンマ、Wネギ)

・トッピングセットB 300円

 (鶏ワンタン、半熟味玉、メンマ、Wネギ)

・つけ麺用トッピングセット 200円

 (鶏団子、鶏チャーシュー、メンマ、カイワレ、Wネギ、焼き海苔)

 

つけ麺は一択だが、ラーメンの方は絶妙な2択なので、かなり迷わされる。

一番人気は「塩かけ+Aセット」らしい。

全部食べた今となっては、たしかに上記組み合わせが一番人気なのも納得である。

味玉好きの人はBセットか、あるいは贅沢してAセットに味玉を追加するというパターンもアリだと思う。

なお、単品注文も可能なのだが、セットの方がお得である。

 

それでは各メニューの紹介に入る。

塩かけ+トッピングAセット(鶏チャーシュー、炙り蒸し鶏、メンマ、Wネギ)

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一番人気というだけあって、文句なく美味しい。

臭みのない透き通った鶏スープが最大の魅力であり、

派手なインパクトはないのだが、じわじわと染み渡る美味しさ。

スープ・麺・トッピングの総合力が非常に高いという印象。

 

スープは、とにかく「鶏」。

「豚」を一切使用していないことが最大の特徴。

お店側の説明によると、岩手県産「あべ鶏」のスキガラをメインとし、モミジ(足)、ボンジリ(おしり)、首肉などでコクや旨味を調整しているらしい。

鶏そばの「塩かえし」は、焼津産の鰹の粗削りでコクを、利尻山昆布で甘みを出しているという。

鶏ベースと言いながら実は豚が結構入っていたり、魚介で誤魔化しまくっていたりするお店が多いなか、こちらのお店は純粋な鶏本来の旨味を楽しむことができるという点で貴重である。

 

麺は、あっさり系のスープにぴったりのストレート細麺。

食感はややパスタに近く、独特の歯ごたえがある。

 

トッピング(Aセット)の中では、「炙り蒸し鶏」がとにかく秀逸。

ほろほろとろける柔らかさは、一度食べたら病みつきである。

この蒸し鶏だけつまみに注文して飲みたいレベル。

 

また、Wネギと書いてあるが、実際には九条ネギと白髪ネギのほかに、焦がしネギも香り付けで乗っており、香ばしくて美味しい。

卓上トッピングで「揚げエシャロット」があるので、それを加えても美味しいだろう。

香ばしさでいえば、「あられ」も乗っていて、食感の変化を楽しめる。

 

濃厚塩かけ+トッピングBセット(鶏ワンタン、半熟味玉、メンマ、Wネギ)

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ノーマルの塩かけとは打って変わって濃厚鶏白湯系。

これだけ鶏の旨味としての濃厚感がありながら、脂っこくならずに、なおかつ鶏の臭みも抑えられているというスープはなかなか他にない。

ドロドロというところまではいかない濃さなので、細麺との相性も悪くない。

超ドロドロが好きという人には物足りないかもしれないが、程よい加減の濃厚さが好きな人にはピッタリではないかと思う。

 

トッピングBセットの目玉である「鶏ワンタン」も絶品で、とろける皮と中のしっかりした鶏肉が良いバランス。

味玉ももちろん捨てがたいので、Aセットの炙り蒸し鶏&鶏チャーシューとの2者択一はなかなか苦しいが、

個人的には肉の量的にAセットに軍配かな…というところ。

 

卓上のトッピングとしては、

前述の揚げエシャロットも良いが、お酢を少量入れるとさっぱりして意外と合う。

 

つけ+つけ麺専用トッピングセット(鶏団子、鶏チャーシュー、メンマ、カイワレ、Wネギ、焼き海苔)

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つけ麺については、さすがに鶏オンリーというわけにはいかないようで、魚介とのWスープなのだが、鶏×魚介で鶏が強めというバランスのお店は他にあまりないような気がする。

つけそばの「かえし」は、本醸造醤油をベースにウルメ、宗田、鯖で追い、ザラ糖で甘みのバランスをとっているらしい。

スープの粘度は低めなので麺に絡みつくスープの量は少なめなのだが、上記の「かえし」のおかげか、味が薄いという印象は全くない。

様々な材料を使いながらも鶏出汁の美味しさがちゃんと伝わる構成になっているのはさすがだなと思った。

 

なお、トッピング選択の苦しみからは解放され、こちらはワンパターンのみ。

鶏団子がなかなかに美味しい。 

 

追加要素としては、

揚げエシャロットも勿論合うが、

ここではブレンド魚粉(カツオ、アゴ、カタクチ)をお勧めしたい。

このお店独自ブレンドらしく、つけ麺には相性抜群。

元々魚介系が好きということもあり、つい入れまくってしまったが、元々の鶏スープが強いため追加の魚粉程度では負けないので、丁度よいバランスになった。

魚粉好きの方はぜひ試していただきたい。

 

〆のスープ割も勿論美味しく、追加される柚子とともに丁度いい濃度の極上鶏スープ楽しむことができる。

 

また、先日は冬季限定のメニューがあり、そちらも注文してみた。

濃厚味噌鶏そば

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濃厚鶏スープにオリジナルブレンドの味噌とアゴ出汁。

Wネギとスープの相性が抜群に良いので、一口目からスープをすする手が止まらない。

また、小皿で提供される柚子生姜が最高。可能なら2倍量欲しいくらい。

体も温まるし、寒い冬にはピッタリである。

だんだん気温が上がってきつつあるので、限定が終わる前にもう一度食べておきたい。

 

ということでまとめると、

様々なタイプの美味しい鶏出汁ラーメンがそろっており、

その日の気分や体調によって濃度や食べ方を変えられるという点が最大の特徴。

鶏好きの方はぜひ行ってみて頂きたい。

また、夏には冷やし系が出るそうなので、そちらにも期待である。