腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

393. ロールキャベツをオマールコンソメで@稲荷屋(稲荷町):まさかの透き通ったエビ出汁!なのに濃厚!

本ブログにおける昨年度の食べ物ランキングにて見事1位に輝いた稲荷屋さん。

 

2か月おきに限定ラーメンを提供しており、

前回(※)10月・11月の限定ラーメンが非常に美味しかったため、

12月・1月の限定メニューはもっと早く食べに行きたかったのだが、

結局行くのがギリギリになってしまった。

 

今回のテーマは「海老」

海老系のラーメンはこれまであまり食べてこなかったので、否が応でも期待が高まる。

 

ロールキャベツをオマールコンソメで 900円

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「海老」と聞いて、ドロドロ系を想像していたのだが、まさかの透き通ったコンソメ

どんな味がするのか、全く想像がつかない。

着丼するやいなや襲われる海老の香りの凄まじさに、早くも名作であることを半ば確信しつつ、スープを一口。

その瞬間、海老の濃度に圧倒された。

これだけ透き通っているにもかかわらず、この海老の濃さは何なんだろうか?

後に調べたところ、ローストしたオマール海老の殻を丁寧に煮出した、濃厚なブイヨンから作り上げたコンソメだそうで、オマール海老&トリュフのブレンドオイルで風味付けをしているとのこと。

そりゃ美味いはずである。

 

そして、このスープに合わせるのが全粒粉の縮れ細麺。

綺麗に折りたたまれて盛り付けられている。

イメージとしてはひやむぎを連想させられるような細さとツルツル感。

多少の縮れがあり、スープが良く絡む。

やはり透き通ってる系のスープには細麺がよく合うんだなと再認識した。

 

続いて、上に乗っている具であるが、

表題のロールキャベツが極めて秀逸。

外側に巻かれたキャベツは柔らかくしんなりしていて食べやすく、

中に入っているのはオマールエビのすり身ということだが、とにかくフワフワ。

こんな食感のロールキャベツはいままで食べたことがない。

中身の正体は、オマール海老のすり身とクリームと卵白を合わせたものらしく、まさにフレンチの前菜のよう。

といっても、なぜかラーメンにマッチするのだから、なんとも不思議である。

その上に乗っているのは、トリュフとハーブ。

トリュフが乗っているのに900円という事実が驚きであるが、とにかく両者ともに香りが素晴らしく、アクセントとして抜群の働きをしている。

 

ということで、今回の限定麺も大満足の一杯であった。

たまたまこの日は真冬日だったこともあり、全体的にもう少し温かいと嬉しかったなという気持ちがあったのは正直なところであるが、

また次回の限定を楽しみに待ちたいと思う。

 

(※)前回の限定 

kenshinkk.hatenablog.com