前回に引き続き、「麺巧 潮」さんの記事。
「白」と「黒」で対をなす2つの看板メニュー。
前回「白」を紹介したので、今回は「黒」。
こちらは洋風だった「白」とは打って変わって、完全な和風。
にほんいち醤油そば 870円
まずタイトルの「にほんいち」って何ぞやと思うが、
「にほんいち醤油」というブランド醤油を使用したラーメンという意味合い。
その「にほんいち醤油」は4種類も使われているようで、独自の火入れで熟成された生醤油によって味全体がキリっと引き締まっていて非常に美味しい。
出汁には、昆布、サバ、うるめ、宗田など、7種類の上質な干物が使用されているらしく、時間をかけた水出しでとった出汁となっている。
まず一口目で、透き通ったスープに似つかわしくないほどの魚の旨味が押し寄せて、まずびっくりする。
そして、カエシの醤油の力強さ。そのバランスが素晴らしい。
これだけ魚の出汁の旨味が凝縮されたスープは、魚好きにとってはたまらない。
麺はシンプルな細麺だが、スープを邪魔しないという意味でも細麺が正解だと思う。
また、トッピングとしては、鴨と豚の2種類のチャーシューがついてくるのが非常に嬉しい。
どちらも低温調理レアチャーシューで柔らかいうえに旨味が凄まじい。
870円ということで基本の値段設定としてはやや高めだが、この2種類のチャーシューと半熟卵もついてくるのであれば、むしろ安いくらいである。
ということで、こちらの黒も白と同様非常にレベルが高く、思わずスープを完飲してしまった。
白と黒どちらが好きかと聞かれると、個人的には 「黒」である。
ただ、万人受けするのは白の方かもしれないなーという印象があるので、初めて連れていく人には「白」を薦めることが多い。
最近、2大看板に続く新メニューとして「赤:海老そば」が登場したようなので、今度是非食べてみたいと思う。
(前回記事)