腸壁を削って美味い物を食す

潰瘍性大腸炎(軽症)持ちの筆者が、病状が悪化してでも食べたいと思う逸品(主に麺類)を思いつくままに紹介するブログです。基本的に週2回(日曜・水曜)の更新です。よろしくおねがいします。

368. フォン・ド・シュブルイユをグランヴヌールで レンコンのガレットと和栗のモンブランと供に@稲荷屋(稲荷町):ラーメンに鹿という衝撃!

稲荷町駅の近くにできたラーメン屋。

黄色地に赤文字、まるで「は〇バス」のような看板がひときわ目を引く。

その看板だけ見ると、昔ながらのラーメン屋っぽい感じなのかなと予想してしまうが、

実際中に入ってみると、そんなことはなく、普通の新しいラーメン屋であった。

 

メニューは、普通の醤油/塩ラーメンとつけ麺と背脂ラーメンと、

そして、月替わりの期間限定麺。(どうやら2か月単位らしい)

10月11月の限定メニューということで、今回は鹿肉であるとのこと。

 

事前情報から、期間限定麺が美味しいと聞いていたので、迷わずそれを注文。

 

ただし、メニュー名は一読しただけでは、全く理解ができなかったし、

出てきたものについても、初見ではとてもラーメンとは思えない一品であった。

 

フォン・ド・シュブルイユをグランヴヌールで レンコンのガレットと和栗のモンブランと供に

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もう完全にフランス料理である。

なお、ラーメンのタイトルが1行に収まらないのは今回が初めて。

 

まずはタイトルから読み解いてみる。

フォン・ド・シュブルイユ=鹿肉のだし汁 

グランヴヌール=王侯貴族に仕える狩猟頭の意味(仏)で、そこから転じて、ジビエの定番ソースの名に冠されるようになったらしい。ジビエのだし汁と香味野菜を煮込み、コショウを効かせて、ベリー系のジャムを合わせたソースとのこと。

 

ということで、ざっくりまとめれば、フォンドボー(牛ベーススープ)の鹿肉バージョンと理解すればよいと思われる。

 

そこに、鹿ロース肉のグリルや黒ラッパ茸、レンコンのガレットが乗っている。

いやーこれで900円とは、恐れ入る。

完全に高級フレンチレストランでメインディッシュで登場してもおかしくない雰囲気。

 

実際食べてみると、中央に鎮座している鹿の肩ロースのグリルがとにかく絶品。

鹿の野性味あふれる感じは残しつつも、臭みはほとんど残っておらず、旨味だけが凝縮されている。

完全に赤身で、脂身がほとんどないのも自分としてはうれしいところ。

鹿肉をスープに漬けてベリーのジャムとともに食べると、これまた旨い。

ソースの濃厚さとベリーのジャムの甘酸っぱさが絶妙なバランス。

全粒粉のフェットチーネ風の平打ち麺も濃厚なスープに良く絡んで美味しい。

また、肉の上に乗っているコショウの実が爽やかさを際立たせていた。

レンコンのガレットと和栗のモンブランは完全にお口直しというか、デザートなのだろうか。かなり甘めながら、さっぱり系なので、鹿肉スープの濃厚さに飽きてきた頃合いで食べると良いかもしれない。

 

これがラーメンなのかと言われると、確かにラーメンの範疇なのだが、どちらかというとパスタにも近い気がするし、でもスープの味は完全にフレンチだし…

かなりカオスな状況になっているのだが、美味しいものは美味しい。

とにかく、鹿肉が嫌いでなければぜひ一度食べてみて頂きたい逸品である。

11月までの限定メニューなので、お早めに。