腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

356. 馬刺し&桜メンチカツ@梅の湯(長堀橋):馬刺しを中心に料理全般めちゃくちゃ美味しいレトロ居酒屋!

甲子園観戦で大阪へ行った時に訪れたお店。

最寄駅は長堀橋だが、心斎橋からも歩いていける距離。

近くに「けとばし屋チャンピオン」という有名な馬肉のお店があって、そこを狙っていたのだが、残念ながら満席。

そこで、周辺で馬刺しが食べられるお店を探していたら、この「梅の湯」さんが見つかった。

 

「梅の湯」と検索すると、銭湯が出てくるが、れっきとした居酒屋である。

 

店の内観は非常にレトロな感じで、ターゲットは70〜80年代と思われる。(平成生まれにはピンとこないネタが多かった。)

昔の雑誌をアレンジして作られたメニュー冊子には、なかなか魅力的なメニューが数多く書いてあり、どれを注文するか、今回非常に迷わされた。

 

それでも、まずは目的の馬刺しから注文。

 

馬刺し3種盛り(+レバー)

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本来は3種盛りなのだが、同行者の希望により、そこにレバーを追加した形。

・赤身

→馬肉の旨味をしっかりと味わえる一品。脂身が少なくてヘルシーでもある。おそらくロース。

 

・フタエゴ

→あばら部分の肉で、しっかり脂身がついている。ここまで甘い脂身を食べたのは初めて。詳細はよくわからないが、馬肉特有の部位らしい。

 

・コウネ

→こちらも馬肉特有の希少部位で、タテガミの部分の肉。初めて食べた。全部が脂身なのかと思って心して食べたが、あまりべたべた感はなく、プリプリしたコラーゲン感が強い。味もかなり甘味が強くて、独特。

 

・レバー

 →鶏や牛ではよく食べるが、馬は初めて。牛と比べると臭みやクセは少ないように感じた。やはり塩とごま油と一緒に食べるのが美味しい。

 

そして、馬刺しと並んでのもう一つの看板メニューだったのがこちら。

桜メンチカツ

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普段揚げ物を制限していることもあり、一口目から至福である。

玉ねぎと馬肉の旨味が凝縮されている

細かなパン粉を使った衣がサラサラサクサクで、桜肉の旨みがうまく引き立てられている。

添えられたソースはウスターソース系のサラサラタイプでメンチカツにはピッタリ。

肉汁系というよりは肉の味で勝負するタイプのメンチカツ。

こっちはこっちで好きである。

 

その他、美味しかったメニューとしては、

ゴルゴンゾーラがけポテトサラダ

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堂々と入っているリンゴが特徴的。チーズソースともよく合う。

サラダ系では一番人気というのも頷ける一品。

 

土手煮

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土手煮とは、牛のスジ肉を味噌やみりんで時間をかけて煮込んだもの。

これまで東京では醤油味のおでんに入っているのを食べることが多かったが、味噌も意外と美味しかった。 

 

鱧の唐揚げ


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一応、地の物ということで頼んでみた一品だが、これまた美味い。

身がしまってて、さっぱりしている。他の魚の天ぷらではこうはいかない。

 

酢豚


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チャレンジングな一品。

元々食べる予定はなかったのだが、隣の席の団体さんが頼んでいておいしそうだったので注文。

孤独のグルメ井之頭五郎方式により、見事、当たりメニューを引き当てた。

ボリュームのある豚肉(角煮につかわれるような三枚肉)が、特製の黒酢あんと良く絡んでおいしい。

大戸屋の「黒酢あん」をさらに濃厚にした感じのタレで、豚肉の旨味をよく引きたてていると思う。酒にもご飯にも合う。

さすが五郎先生。

 

ということで、 

普段あまり肉の刺身は好んで食べるほうではないのだが、今回は馬肉の刺身という非常に貴重なものを食べることができた。

大阪のご当地というわけではないが、東京ではあまり食べられないものを食べることができたのは良かったと思う。

悔いがあるとすれば、翌日4時起きだったので、お酒を加減してしまったこと。

食べログを見ると、実はワインや日本酒も美味しいものが揃っていたらしいので、もっと頼めばよかった。