腸壁を削って美味い物を食す

潰瘍性大腸炎(軽症)持ちの筆者が、病状が悪化してでも食べたいと思う逸品(主に麺類)を思いつくままに紹介するブログです。

355. 甲子園観戦記2018(後編)

前回からの続き

kenshinkk.hatenablog.com

 

甲子園観戦の2日目である。

前日、大阪桐蔭高校の試合だったので、始発でも内野特別席が取れなかったが、

「さすがに大阪桐蔭いなければ始発なら余裕で席取れるっしょ」

という楽観的に考えていた。

でもそれは、完全に甘かった。

とはいえ、内野特別席を取るために徹夜で並ぶことができるほど体力は残っていなかったので、どちらにしろ始発並びになっていたのだが。

 

今回は友人と3人で来ていたので、この日は並ぶ役割を3人で分担。

ひとりは1塁側内野特別席の列に、

もうひとりは3塁側内野特別席の列に、

そして自分は食料を買い込んだのちに外野席の列に、

それぞれ並んでチケット購入を目指した。

これなら、仮に内野特別席がとれなくても、外野席に確実に座ることができる。

 

そして迎えた始発ダッシュ

作戦通りに3人別れてそれぞれ列に向かった。

自分は外野席のチケットを早々に手に入れ、買い出しも完了。

あとは友人たちの結果を祈るだけとなった。 

内野特別席の誘導の係員はまだ売り切れ案内を出していない。

「並んでも売り切れる可能性があります」

という程度だ。今回はいける。と思った。

しかし、無情にもあと十数メートルのところで鳴り響く「売り切れ」のアナウンス。

この日も外野で観戦することとなった。

 

さて、問題は席選びである。

この日のテーマは

「いかに日差しを浴びないか」

前日の反省を踏まえて、 日陰になりそうな席を考えていく。

一番強い西日が当たるのを避けるため、ライトスタンド側に行くべきか。

それとも待ち時間の多い前半を涼しく乗り切るためにレフトスタンド側に行くべきか。

いや、どちらも違う。

日陰となる時間が最も長くなる、唯一無二の席が外野に存在しているではないか。

そう。

アサヒスーパードライの直下である。
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この場所は看板が周囲より一段高くなっている。

さらに、アサヒスーパードライの看板は前にせり出している。

そして、その上には照明塔が高くそびえ立っている。

太陽はレフト側の後ろから出てきて、ライト側の後方に落ちていくイメージなので、

このアサヒスーパードライ看板の下にいれば、大部分の日光はさえぎられることとなるはずだ。

実際に行ってみると、そのエリアはかなりの人気で、すでに人が埋まっていた。

まあ日陰だから当然なのだが。

自分たちはなんとかそのちょっと横のMUFG阿部寛の看板の少し前あたりに陣取ることができた。

おかげで2日目は、大部分を日陰で見ることができ、かなり快適に過ごすことができた。

 

さて試合の方は、この日も好カード。

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第1試合 常葉大菊川 対 日南学園

まずは、ホテルが同じ常葉大菊川の登場である。(前回記事参照)

自然と常葉を応援したくなるのだが、ふたを開けてみると意外と一方的であった。

両軍ともに好投手だったので、ロースコアのゲームになるのではという予想はしていたのだが、常葉大菊川のエース漢人君がなんと9回を88球で完封。

日南の辰巳君もいいピッチングをしていたと思うが、さすがに日南は打てなさ過ぎた。

ランナーが出てもゲッツーになることが多く、試合時間は1時間37分という短さ。

本当にあっという間に終わってしまった印象である。

なお、ホテルに荷物を取りに帰った際に、選手たちに「次も頑張れ」と言ってあげたかったが、そこは自重した。

 

第2試合 金足農業 対 大垣日大

メディアでも話題になっているが、今大会の吉田投手は素晴らしかった。

この試合の前までは「ストレートの伸びが凄い好投手」くらいの印象だったが、この試合を13奪三振で勝利し、次の横浜戦に勝利したあたりからはもう完全に今回の甲子園の「主人公」ともいえる大活躍であった。

この試合でも、前述の通り、伸びのあるストレートと、そしてランナーが出たときのギアチェンジを武器にバッタバッタと三振を量産する姿は強く印象に残っている。

コーナーにズバッと決まったストレートの見逃し三振、そして高めの釣り球の三振は見ている方も気持ちいい。

あんなストレートを投げてみたいものである。

また、吉田投手に隠れがちだが、今大会は金農打線も素晴らしく、ちゃんとまんべんなく長打を放っている。

この試合でも大垣日大からの6得点はなかなかのもの。

たしかに桐蔭の根尾や藤原のような目立ったバッターは居なかったかもしれないが、勝負強い打者も多く、得点力はそれなりにあるチームだった。

その得点力の元になったのは得意のバント・スクイズなわけだが、準々決勝の近江戦における2ランスクイズは、見ていて叫んでしまった。

満塁からのスクイズを選択しただけでもすごいのに、まさか2塁ランナーが走っているなんて。それに転がした位置も最高で、ちょうどサードが前に出てきてに取らせるような位置で、ランナーを確認していたら、ファーストには間に合わない。それすらもすべて練習のたまものだというのだから、彼らの努力の凄まじさを感じた。

 

第3試合 花咲徳栄 対 横浜

この試合は本当に見ていて辛かった(体力的にも精神的にも)。 

体力的というのは言わずもがな、この暑い中2日間観戦してきた疲れが出てきたのである。

精神的にというのは、お互いのピッチャーの心情的にという意味合いが大きい。

花咲徳栄の野村君は4回に打ち込まれて降板。これはシンプルにつらい。

それでも打者として意地を見せて、ホームランやタイムリーで後半の猛攻の中心的活躍をするあたりはさすがだと思う。

一方で横浜の板川君は途中からの登板だったが、点を取られていないのに交代して、レフトにまわった。

まあ点差があったからなのだろうけど、そこから始まった花咲徳栄の猛攻撃をずっと外野で見ていなければならないのはつらかったことだろう。

それに、最後のバッターがボール球を振らなければ、押し出しで1点差でなおも満塁という状況である。きっと投げたかったに違いない。

まあ、体調が良くなかったのかもしれないが、あれで負けていたらと思うと、悔いが残っただろう。

と言っても、横浜も選手層が厚いチームである。

そのエース板川君のほかに、中学のときから全日本だった及川君、最後ギリギリ抑えた黒須君も好投手。

これだけそろっているのに、1枚のエース吉田擁する金足農業に負けてしまうわけだから、野球は面白い。

 

ということで、

2日間で6試合を観戦した今回の旅行もこれにて終了。

最後まで体力との戦いであった。

帰りの電車はもうぐったり。ほぼ寝ていた気がする。

次はもう、2日連続なんて馬鹿なことはせず、1日で帰ろうと思うし、

そもそも事前に前売り券を予約して観戦しようと思う。

でも、今回は2日間、見に来てよかった。

準優勝校である金足農業高校と、優勝校であり、史上初の2回目の春夏連覇を達成した大阪桐蔭高校のそれぞれの試合を生で見れたのだから。