先日大阪に旅行する機会があったので、その際に訪ねた店。
大阪で大人気のラーメン屋「燃えよ麺助」に行こうとしていたのだが、
たまたま宿泊するホテルの近くにその2号店である「麦と麺助」があることを知って、急遽こちらに行ってみることにした。
並んでいる際に渡されたメニューに載っていたメニューは3種。
・中華そば
・いりこそば
・つけそば
しかしながら、つけそばはComing soonとなっていた。
また、いりこそばは「数量限定」となっており、時間が13時を過ぎていたので、もうなくなっているかなーと予想しつつ行列に並んでいた。
3人で行ったので、誰か一人だけでもいりこそば注文できるといいなー、なんて思っていたのだが、
願いもむなしく、いりこそばは売り切れだった。
(ツイッター情報によると、12時半には売り切れてしまうらしい)
ということで今回頼んだのは「中華そば」の特製バージョンである。
特製中華そば 1200円
見た目からして豪華絢爛である。
まずはスープから。
強烈な鶏の旨味に加えて、醤油ダレの独特の甘味がたまらない。
大阪は出汁文化ときいていたが、思ったより醤油ダレが強めであるが、
塩気が少ないのはさすが関西風ということなのだろうか。
また、このスープにはことごとく厳選素材が使われている。
福知山市「岡本ファーム」の「京地どり」の丸鶏をメインに、様々な地鶏がブレンドされているらしく、鶏の旨味がここまで強烈なのも納得である。
醤油ダレには、和歌山の杉樽仕込み3年熟成醤油に各地の醤油をブレンドして火入れ・熟成されているという。これが独特の甘味の秘密なのだろう。
麺は、スープとよく合うやや細めの麺で、やや硬めに茹でられており歯切れが良い。
「スーパーはるゆたか」という厳選小麦を使用しているらしい。
メインの具である3種のチャーシューがまた格別である。
・豚肩レアチャーシュー
国産豚の肩ロースを塩で味付けして低温調理したもの。
こちらはしっとりして柔らかい食感が特徴的で、スープの熱で茹でられてしまう前に早めに食したいところ。2枚もついていてありがたい。
単純に肉の味を楽しみたいならこのチャーシュー。
・煮豚
これは特製orチャーシュー増しを選んだ人のみについてくるとのことだが、
個人的には最も美味しく感じた。
なんとイベリコ豚を使用しており、そのバラ肉を圧力鍋でじっくりと煮込んでいるとのこと。
タレのしみこみ具合やホロホロ感は完璧であり、それでいて肉の味もちゃんと残っているのがなんとも素晴らしい。
また、提供される直前に焼かれるので、程よく香ばしさもプラスされるのがうれしい。
・モモ焼豚
国産豚のモモ肉を醤油ダレに漬けて焼き上げた逸品。
こちらはややレア気味なのだが、しっかり肉にタレの味がついている。
上記2種のチャーシューの中間といったところだろうか。
ほどよいレア感とタレの味とを両方味わうことができ、焼かれているので香ばしさもあるというオールラウンダー感。
その他の具としては、メンマ、味玉、白髪ねぎなどがあるが、
どの具もしっかり仕込みがされているのが良くわかる。
ということで、
麺・スープ・具のどれをとってもこだわりぬかれていて、
全体としてのクオリティがものすごく高い一杯であった。高評価も納得である。
特製の場合、1200円とやや高めであるが、3種のチャーシューを味わえるというメリットが大きいので、初回訪問時はぜひ特製を注文してほしいところ。
次回はぜひ数量限定の「いりこそば」を食してみたい。