腸壁を削って美味い物を食す

潰瘍性大腸炎(軽症)持ちの筆者が、病状が悪化してでも食べたいと思う逸品(主に麺類)を思いつくままに紹介するブログです。

348. 醤油そば(2018)@饗くろ㐂(秋葉原)

前回(※)に引き続き、くろ㐂さんの記事。

 

今回はレギュラーメニューに新たに加わった「醤油そば」。

特製にはせずに、デフォルトで注文してみた。

 

油そば 1200円

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金額だけを見るとなかなかの高額なのだが、それに見合った美味しい感動を味わえると思えば安いものである。

 

まずはスープをひとくち。

今回は事前情報をあえて入れずに飲んでみたが、味が複雑で、最初のひとくちでは全くわからなかった。でもとにかく美味しい。

魚介系が強い。でも動物系の旨味もする。

いったいこれは何だったんだろうと思いながら、説明書きを読んで、またひとくち味わう。

そうして徐々に美味しさの理由がつかめてくる。

まず、旨味のベースになっているのは、青森県八戸産の青口煮干しと羅臼昆布と鯖節。

今回はそこにアサリ出汁をブレンドしているとのこと。

そうか!この独特の旨味はアサリか!と納得。

そのスープに浮いているのは、富士幻豚の背脂。

ほんのり感じた甘味と動物系の風味の正体はこれであった。

俗にいう「背脂チャッチャ系」のラーメンで乗っている背脂とはもう雲泥の差。

しつこさは全くなく、背脂の甘味と旨味だけが凝縮されているイメージ。

こんなに背脂って美味しかったっけ?

そして醤油ダレには、小豆島の正金醤油の薄口生醤油がメインに使われているとのこと。

薄口ということもあるのか、塩辛さは全く感じない優しい味になっている。

 

また、写真のどんぶりの手前側に茶色く映っているのは、吹き付けられた醤油。

この醤油はヤマロク醤油の非加熱「鶴醤」という醤油だそうで、火入れしていない生の醤油だそう。

どんぶりを持って、この醤油の吹き付けられた部分からスープを飲むように店員さんから説明を受け、その通り飲んでみる。

うわー、美味しい。

醤油の香りと味がダイレクトに入ってくる。

それに、スープにさらにコクが増したような気がする。

 

その極上醤油スープには前回記事(※)にて紹介した細麺がよく合う。

なお、この醤油そばでも、細麺か手もみ麺かを選択することができるので、次回はぜひ手もみ麺を食べてみたい。

 

続いて豪華な具材たち。

・煮豚

カナダのサンテラファームのバークシャー種、黒豚の巻きバラチャーシュー。

これもまた脂身が甘い甘い。

それにホロホロと崩れる柔らかさがたまらない。

赤ワインたっぷりの醤油ダレで煮込まれているらしく、味もしっかりとついている。

結構サイズも大きいので、ちょっとずつ崩しながら麺と一緒に味わうことができる。

 

・大根煮

スープを吸いまくっている大根。

スープが極上なので、美味しくないはずがない。

ラーメンに入れるというのはここの店以外ではあまり聞かないが、

清湯系の美味しいスープには絶対に合うと思うので、他の店のスープでもぜひ食べてみたいものである。

 

・縮み小松菜

カルシウムとビタミンが豊富なことから「かるびたちゃん」と呼ばれているらしい。

シャキシャキで食感的にアクセントになるうえ、それなりにスープや脂を吸うので非常に美味しい。

脂を吸った葉物の野菜は何とも言えない美味しさがある。

 

・糸島メンマ

塩そばは細切りだが、醤油そばでは根元に近くて歯ごたえのある極太のものが使われている。

個人的には細くて柔らかい方が好きなのだが、こちらはこちらでしっかり味がついていて、噛むたびに味が出てきて美味しい。

 

・富士幻豚の焼豚

中ヨークシャー種で、幽庵だれに漬け込んだ後にオーブンで香ばしく焼いているとのこと。

脂身が甘くて美味しいことに加え、赤身部分は幽庵だれでしっかりと味がついているので2度おいしい。

噛めば噛むほど味が出てくるので、何口にも分けて食べたい一品である。

ああ素晴らしき、富士幻豚。

 

・焦がしネギ

今回のアクセント担当。

後半にこれをスープに混ぜて食べることで香ばしさが一気に増す。

醤油ラーメンに焦がしネギを入れるというのは、もはや定番になっているが、誰が最初に発明したのだろうか。 

 

ということで、くろ㐂さんの新作ともいえる醤油そばは、まさにここでしか味わえない豪華な一杯であった。

今回も、美味しいものに出会えた感動とともにお店を後にした。

この日は3連休の初日で35度を超える猛暑日であったが、本当に並んだ甲斐があったと心の底から思った。

 

※前回記事

kenshinkk.hatenablog.com