暑くなってくると食べたくなる一品。
小諸そばでは、以前書いた「2枚冷やしきつね(※)」とこちらの「冷やし揚げなすおろしそば」が個人的・2大定番メニュー。
大盛りにしてもワンコインで食べられるので、財布にも嬉しいメニューである。
入っている具としては、5種類。
1)揚げなす
シンプルなナスの揚げ浸しが4本ほど入っている。
生姜をはじめ、他の薬味や蕎麦と一緒に食べるとたまらない美味しさである。
野菜なのに蕎麦のメインの具として鎮座できるのは、野菜の中では茄子くらいのものだろう。
ナスの紫色の色素には抗酸化力の強いポリフェノールの一種が含まれているらしく、活性酸素を抑制するためには積極的に摂るべき野菜である。
また、味付けは醤油とごま油がベースだろうか。若干ピリ辛の味付けで、たまに鷹の爪が入っている事もある。
一応唐辛子はドクターストップなので、横に避けておくが、正直そこまで神経質にならなくても平気なのではないかと最近思い始めてきた。
2)生姜
茄子とは特に相性抜群。
小諸そばのつゆは、基本的に生姜と良く合うという印象。
食券機にないのでどうしようもないが、個人的には生姜は2〜3倍欲しいというのが正直なところで、20円程度なら全然出せる。
3)大根おろし
こちらも夏の定番。
辛味はそこまでなく、しっかりおろされて粒が小さいタイプの大根おろし。
個人的には、そばに合わせるなら辛味の強い方が好きであるが、
このメニューの中で、揚げなすをはじめとする他の具材とのバランスを考えると、このくらいのマイルドさがちょうど良いのかもしれない。
4)鰹節
これがかなりいい味を出している。
いつかの記事で書いた気がするが、ここの小諸そばはつゆにこだわっていて、かなりの量の鰹節をつゆに入れている。
それでもなお、追い鰹として、入れてくるという素晴らしさ。
大根おろしで若干薄くなりかねないカツオ出汁の風味を見事にカバーしている。
5)オクラ
このオクラが非常に機能している。
茄子も緑黄色野菜のひとつなのだが、実はビタミンやミネラルはそこまで多く含んでいない。
そこに、ビタミンやミネラルが豊富なオクラが加わることによって、バランスが著しく良くなるのである。
また、粘り気があるので、ほかの具材たちを麺によく絡ませるという効果もある。
まさに一石二鳥である。
これだけの具材が入っているのに、450円。
素晴らしいコスパである。
家でこのように薬味を揃えて食べようと思ってもこの価格では不可能なので、このような蕎麦屋の存在は非常にありがたい。
ということで、この夏はかなりの杯数食べることになるであろうメニューでした。
※昨年の「2枚冷やしきつね」の記事