腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

330. 牡蠣つけ麺@麺屋佐市(錦糸町):ここでしか食べられない濃厚クリーミーな牡蠣出汁!

錦糸町にあるラーメン屋。

数年前から錦糸町に存在するのは知っていたが、

牡蠣だしにあまり興味が無く、なぜか入ろうという気にならなかった店。

なぜもっと早く試してみようと思わなかったのだろうか。

 

まさに「ここにしかない」一杯が食べられる店であり、牡蠣好きにはたまらないだろう。

 

メニューは牡蠣ラーメンと牡蠣つけ麺の2種で、特製的なものにするとチャーシューと味玉がついてくる。

今回は暑かったのでつけ麺にし、特製(佐市麺)にはしなかった。

 

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牡蠣つけ麺 900円

 

牡蠣の強烈な旨味がこれでもかとばかりに凝縮されているスープがとにかくすばらしい。

牡蠣出汁の店自体は数件あったような記憶があるが、「牡蠣も入ってますよ」程度のものが多く、ここまで牡蠣がメインでかつ濃厚な牡蠣の出汁は初めてである。

さらに無化調というからすごい。

 

上に乗っているのはバターでソテーされた牡蠣。

そのバターをつけだれに溶かすとまた味が変わって美味い。

ただでさえクリーミーな味わいだが、まろやかさがさらに増す。

 

その濃厚スープに合わせるのは中太の縮れ麺。

麺自体にそこまでインパクトは無いものの、縮れが大きくて、スープや海苔とよく絡む点は素晴らしい。

 

そして、着丼したときには山のように乗っている刻み海苔が印象的。

最初は海苔が多すぎて邪魔だなぁと思っていたのだが、とんでもない。

この海苔がスープと相性抜群すぎて、止まらないのである。

まあバター醤油と海苔の相性が抜群なので、美味いのも当然なのだが、ここまでとは…。

 

スープ割りはおそらくかつおと牡蠣の合わせ出汁だと思うが、割った後もまたまろやかで美味い。

バター分が薄れてより素材の味が楽しめるという印象。

 

また、同行者が頼んでいたラーメンについても記載しておく。

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牡蠣ラーメン 900円

 

ラーメンも大枠は同じ。

麺も同じなので、つけ麺とラーメンどちらを食べるかについては、完全に好みの問題。

なお、写真ではラーメンのみ糸唐辛子が乗っているが、基本的にはつけ麺にも乗っている。(自分の頼んだつけ麺は、あらかじめ除いてもらった)

唐辛子が嫌いな人は注意が必要。

 

ラーメン一杯で900円という価格は平均よりは高い設定な訳だが、牡蠣という原価の高い素材を使っているわけなので、お得感がすごい。

 

なお、プラス250円で佐市麺にすれば、チャーシューと味玉がついてくるのだが、他の客はたいていそちらを注文していたので、そちらにすれば良かったと今更ながら激しく後悔している。

 

ということで、無化調牡蠣ラーメンというオリジナリティ溢れた一杯であった。

無性に牡蠣が食べたくなったときに、また訪ねたいと思う。