腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

325. 練り醤油らーめん@無銘(神田):まさにポタージュ!紙ナプキン必須の超高粘度スープ!

神田駅と秋葉原駅の間の山手線の高架下にあるラーメン店。

暖簾に「麺」と書いてあるだけの店が「無銘」である。

地図をよく見ないと見落としてしまうので注意が必要。

 

メニューは

・熟成練り醤油らーめん

・塩らーめん~トリュフオイル掛け~

・四種の魚のつけめん

の3種類。

 

今回は初回なのでオーソドックスに熟成練り醤油らーめんを選択。

大盛り無料なのは嬉しいところ。

紙ナプキンを勧められるが、ここはすなおにもらっておいた方が良い。

 

f:id:kenshinkk:20180322011052j:image

練り醤油ラーメン 700円

 

「醤油らーめん」という名前になっているが、見た目は白っぽいスープ。

真ん中に茶色い味噌のような塊が乗っている。これが練り醤油。

具は茹でキャベツ、バラチャーシュー、海苔、白髪ネギ。

スープだけ飲んでみると、ベジポタっぽい鶏白湯スープで、非常にまろやかな味。

スープの粘度も相当なもので、麺に絡みつく量がすさまじい。

このスープだけでそのままでも普通に美味しいのだが、ちょっと塩分的には物足りない気がする。

そこで登場するのが、真ん中の練り醤油。

単体で舐めてみると、溜まり醤油のような味と魚介系の風味が感じられる。

この練り醤油を鶏白湯スープに溶かし込んで食べていくのだが、溶かしていった部分からみるみる魚介系醤油ラーメンとなっていく。

あまり序盤に溶かし込みすぎると、醤油分が足りなくなるので、ある程度そのまま食べ進めてから徐々に溶かしていくのが良いかもしれない。

麺は平打ちの太麺。どちらかというと生パスタっぽいもちもちした食感。濃厚スープとの相性はもう抜群である。

ただし、この太麺と、濃厚スープの組み合わせなので、勢いよく食べてしまうとスープが物凄く跳ね回って、あちこちに飛散してしまう。

自分が食べた後も、まさにカレーうどんを食べた後のように飛散しまくっていた。

店員さんが薦めてくれた通り、紙エプロンをしていてよかった。

具の中で特筆すべきなのが、茹でキャベツ。最初はキャベツと合うのか疑問だったが、この濃厚スープにはベストマッチ。

また、タレのかかった白髪ネギもいい味を出している。若干辛み成分も含まれていた気がするが、スープが甘めなのでちょうどいい。

 

ということで、濃厚鶏白湯と魚介醤油の2つの顔を持つ、オリジナリティの高いラーメンであった。

塩らーめんやつけ麺も期待できそうなので、近々再訪してみたいと思う。