秋葉原の電気街方面にある「けいすけ」系列の1店。
肉にこだわりのあるけいすけ系列だが、ここは鶏に特化。
秋葉原で「鶏肉が食べたい!」と思った場合は、
量的には下手な焼き鳥屋に入るより鶏を食べられるかもしれない。
ここでは様々な鶏出汁ラーメンを食べることができるが、今回は最もポピュラーな鶏白湯系を注文。
鶏王ラーメン 820円
まずは何と言っても、麺の上に鎮座している骨付き鶏モモに目線がいってしまう。
とにかくデカい。箸ではとても持てる重さではないので、直接手で掴みながら食べる。
専用の置き皿があるので、まずはそこに移して一息ついてから、思い切ってかぶりつくというのが一般的な食べ方だろうか。
なお、しっかりオーブンで焼かれてから出てきてアツアツなので、スープから出してもすぐ冷めてしまう心配は無用である。
また、それなりに味がついているので、鶏単独でも十分美味しい。
スープは濃厚な鶏白湯系。
天下一品のように粘度が高いわけではないが、白湯スープの味はしっかり濃厚で、鶏油とのバランスも良い。
また、ニンニクチップが良いアクセントとなっており、パンチのある味わいになっている。
ニンニクが苦手な人は、後述の淡麗系の方が良いかもしれない。
麺は濃厚系では珍しい中細のストレート。
鶏版の豚骨ラーメンのようなイメージと言えば伝わるだろうか。
スープをメインで味わうラーメンなので、これで良いのかもしれない。
なお、鶏王スペシャル(1180円)にすると、鶏団子と味玉と海苔がついてくる。
そちらも食べたことはあり、もちろん鶏団子や味玉も美味しいのだが、1180円という値段を考えると、正直ちょっと割高かなという印象であった。
もう一つのメニューとして「鶏そば」がある。
鶏そば790円
いわゆる清湯淡麗系の塩ラーメンである。
正直言うと、「普通」なので、これと言って印象に残ってはいないのだが、
あえていうなら、優しい鶏の出汁を活かすように塩気は抑えめに作ってあるというところだろうか。
そのようなさっぱりしたラーメンなので、豪快な鶏モモ肉が若干場違い感がある。
結局すぐにスープから出して食べるのであまり気にならないかもしれないが。
ちなみに、卓上のナムルが食べ放題であり、辛いので自分はあまり食べないが、結構人気商品のようである。
また、この店はシンガポールにも進出して人気を博したらしい。
それもあってか、従業員はほとんど外国人であり、日本人の店員にいらっしゃいませと言われた記憶の方が少ない。
もちろん、接客のうえでまったく問題はなかったのであるが、
気づけば、チェーン店の店員はほとんど外国人になってしまったなあとしみじみ思う。
各社の人件費の削減の大変さが垣間見えるとともに、
今後、日本の社会がどうなっていってしまうのか、ふと不安を覚えた。