~~~~~
【注意】本記事は2017年のものです。
現在、神田店は移転しており、
最寄りは小川町or淡路町となっております。
~~~~~
一週間近く更新が空いてしまったが、
300というキリ番なので、
原点に立ち返って、おなかに優しいラーメンをひとつ紹介したい。
神田駅から歩いて数分のところにあるMANNISHさん。
夜はバーで昼はラーメン屋という異色の営業形態である。
日曜日は定休日なので、
仕事が土日休みの人は実質的に土曜の昼しか行くチャンスがない。
以前、王様のブランチでも注目店として登場していたのが、たしか昨年末頃。
それ以来行きたいと思い続けていたが、
なかなか行けずに翌年末までズルズルと過ぎてしまった。
店は地下1階にあり、かなりこじんまりとしている。
カウンターのみの7席なので、あまり大人数で行くのはおススメしない。
つけ麺や期間限定のメニューなどもあったが、
今回は初めてだったので、基本の塩生姜ラーメンを注文。
塩生姜ラーメン(肉増し)1000円 +味玉(クーポン)
スープを一口すすると、圧倒的な強さの生姜の香りが鼻を突き抜ける。
ここまで生姜ラーメンはいくつも食べてきたが、ここまで強烈なのは久々である。
熊本県産の「きなしょうが」という種類の生姜を使っているようで、爽やかながら強烈な香りが特徴的とのこと。
スープは透き通った鶏系の優しい味わいのスープであり、最初は若干薄いかなという印象を受けた。
しかし、生姜をメインに据えた上でのこのスープと考えれば、このくらいの薄さの方が生姜が際立つし、ちょうど良いのだろう。
とにかくその優しい味のスープと生姜の作用により、
食べている最中から全身ポカポカである。
五臓六腑に染み渡るとはまさにこのこと。
チャーシューは鶏モモ肉。
とてつもなくジューシーで、肉増しだったのでボリュームも満点。
しっかり煮込まれていて柔らかいのだが、味付けがきつくないので、鶏本来の味もしっかり楽しめるため、鶏好きの方はぜひ肉増しにすることをおススメする。
そのほかの具としては、
メンマ、鶏そぼろ、小松菜、カイワレなどが入っており、
いずれもスープを邪魔しないが、食感の変化を楽しむことができる。
麺を食べ進めていくと、
生姜の風味が少し弱くなっていくのだが、
このスープには仕掛けがある。
あえてどんぶりの底におろし生姜を沈めているのだ。
生姜の香りが弱まってきたときには、
沈んでいるおろし生姜を引き揚げながら麺に絡ませて食べることで、
生姜の風味が見事に復活し、最後まで生姜の味を楽しむことができる。
逆に、この仕掛けを知らないと、
終盤にどんどん生姜の味が濃くなっていって大変なことになってしまうかもしれない。
また、それでも生姜の風味が足りない人のためにということで「生姜酢」が用意されている。
これによって生姜の風味とさらに酸味をプラスすることができ、より一層爽やかになったスープを楽しむことができる。
ということで、寒い冬にはぴったりの一杯であった。
体のことを気にせずに食べられるラーメンがまた一つ増えたのは、
嬉しい限りであり、感謝しかない。
夏はつけ麺があり、
また季節によっては限定メニューもあるようなので、実に楽しみである。
行けるチャンスは少ないが、近々また行ってみたい。