敬語を使えていない人は往々にして敬語を使えていない自覚がない。
先日、会議中に後輩が、10歳以上も上の先輩に対して「〇〇先輩が出してくれた案なんですけど…」などと面と向かって言い出すという事案が発生。
それも1度でなく、2度も3度も。
「教えてくれた」「書いてくれた」など。
あとで昼休みに
「今回は相手が優しい先輩だったから良かったけど、ちゃんと敬語使わないと相手の気分を損ねることもあるから気をつけようね」
とラインを送っておいたのだが…、
しばらくして後輩が尋ねてきた。
「さっきメールで送ってくれた敬語の件なんですけど、自分いつ使ってました?」
「今だよ!」
思わず突っ込んでしまった。
相手が自分に対して何らかの行為をする「〇〇してくれる」という表現が、敬語でないことに気づいていないのだ。
知らないというのは怖いことである。
そういう自分も、よくよく思い返してみると、新入社員時代に間違えてタメ語を使ってしまったこともあるし、
今でも100%正しい敬語を使えているかと言われたら、YESと言い切れる自信はないので、これを機に普段の言葉遣いには気をつけようと思う。