腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

285. チーズカレー@日乃屋カレー:禁忌への挑戦①

禁忌への挑戦シリーズ。

今回はカレー。

 

カレーにはトラウマがあった。

発病後に一度シンガポールに行ったことがあり、その際に激辛カレーを一口だけ味見して、その味見の分だけでお腹を壊してしまった。

腹痛はその日の夜から2日間続き、もちろん下りっぱなし。

帰りの飛行機はオムツを検討するレベルだった(実際には履かなかった)。

 

そんなこともあって、それ以来、カレーと名のつくものは全て避けてきて、カレーに対する食欲も湧かないレベルだった。

 

しかし、何がきっかけだったのか自分でもわからないが、ふと食べたくなってしまった。

その時たまたま目の前にあった店が、この日乃屋カレー

食べ慣れてるココイチやc&cではなく、食べログで高得点を叩き出すような店でもなく、本当にたまたま入った店だった。

 

そして、たまたまその日はチーズ増量中だったので、こちらを注文した。

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チーズカレー 730円

 

大盛りまで無料だったが、並盛りで300gのご飯ということで、大盛りにはしなかった。

 

久しぶりのカレーはものすごく辛く感じた。

3年以上の辛いものブランクがあったわけで、からさに対する味覚は超絶敏感になっていて、2口目を食べる時にはもう汗が噴き出していた。甘口から徐々に慣らしていくべきだったと後悔した。

でも、味自体はとても美味しく、久しぶりのカレーというものに感動していた。

ルーとチーズの相性も抜群で、チーズがちゃんととろけていて、かつ量も多かったのは良かった。

 

またここのカレーの特徴のひとつがルーの「全がけ」であり、個人的にはこちらの方が楽なので好きである。

混ぜる手間も省けるし、ペース配分を間違える心配が無いというのが良い。

他のお店だとほとんど半がけであり、その場合、ペース配分ミスによってご飯が余ったり、逆にルーが余ったりという事態に見舞われやすい。

家では常に全がけにしてきたこともあり、その点では全がけなのは良かった。

 

そして心配された腸の方は、たまたまなのかわからないが、多少不安定になったものの大きく崩れることはなかった。

まあ今回はたまたま体調が良かったためにその程度で済んだだけなのかもしれないが、

次回もう一度実験をしてみて、境界線を見極め、できれば「日本風カレーなら食べられる」という自信をつけて、辛いもの克服に向けて少しずつチャレンジしていきたい。