腸壁を削って美味い物を食す

潰瘍性大腸炎(軽症)持ちの筆者が、病状が悪化してでも食べたいと思う逸品(主に麺類)を思いつくままに紹介するブログです。

280. 奴は四天王の中で最も金持ち

タイトルからして独特のセンスと名作感があふれ出ているスマホゲーム。

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正直、スマホゲームはDQMSL以来手を出す気になれず、スマホゲームなんて…と思っていたが、

このゲームはレビューがあまりにも良すぎたので、試しにやってみようかなと軽い気持ちでダウンロードしてみたのがプレイしたキッカケである。

実際に遊んでみると、そのレビューの評価は紛れもなく正当なもので、これはそこらのスマホゲームと一味も二味も違うことがわかった。

今回、このゲームはiOS11には対応していないらしいということで、バージョンアップ前に再プレイしてみたので、

その記録と記憶を残しておこうと思い、記事を書くに至った。

まだiOS11にバージョンアップしていない人にはぜひプレイしてほしいゲームである。

なお、プレイ時間はRPGに慣れている人なら、ざっと20時間ほど。
無料でダウンロードでき、一部課金要素もあるが、課金なしでも工夫次第でちゃんとクリアすることができる難易度になっていて、物凄く程良い。

ドラクエとかFFとかマザー2とかその辺りのRPGが好きな人は絶対にハマるだろう。

 

(1)バトルシステム

ガチャによるバトルがとにかく面白い。
ガチャには上ガチャと下ガチャがあり、上ガチャで属性が決まる。

赤(火)、緑(草)、青(水)のポケモンでおなじみの三角関係と、黒(闇)、白(光)の計5色。
弱点で2倍、耐性で1/2倍なので、基本的には相手の弱点を突いていくスタイルになる。
1人が持てる技は4つ。
下ガチャでは技の威力や効果が決まる。物理攻撃と特殊攻撃があり、威力が様々で、個人攻撃や全体攻撃、ステータス変化攻撃や状態異常攻撃、回復や蘇生などもある。
4つしか選べないので、どういう技構成で行くかというのがなかなか悩みどころ。
この辺りはポケモンに近いシンプルなバトルシステムなのだが、敵が強くなるにつれてなかなか奥が深くなってくる。

キャラの基本ステータスは以下の通り(名前は隠している) 

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SPというドラクエでいうMP的なものもあり、強力な技は数回までしか使えないようになっていて、ストーリー後半ではこのSP回復アイテムがカギになってきたりする。

以下にストーリー後半のおススメガチャ(下)をいくつか紹介する。

・やおちょう(物理ステータスダウン攻撃:80)

・パスワードハック(特殊ステータスダウン攻撃:80)

・プロデュース(全体ステータスアップ:20)

・きしゃかいけん(物理全体混乱攻撃:100)

・ストラッシュ(全体麻痺攻撃:80)

・チルドレン(全体HP異常回復:30)

後半の敵キャラはステータス変化系の技を使ってくることが非常に多く、手が付けられなくなる前に打ち消すことが非常に重要。

逆に先に敵の能力を下げてやれば完封できることもある。

また、特定のデバフに弱い敵も多いので、全体デバフ付与や味方の全体デバフ回復はものすごく便利。とくに、全体麻痺攻撃と全体混乱攻撃を打ち続けていればどちらかで引っかかることが多い。

メンバーや技構成は戦闘毎に自由に変えられるのがよい。

一度も負けたくないという人は別だが、

①まずは一度戦ってみる。

②相手の技構成や属性を把握する。

③敵の属性やステータスや技に従って自分のチームのメンバーや技構成を最適なものに調整する。

という3段階でたいていの敵は倒すことができる。

③で戦略を考えるのがとにかく楽しかった。

また、技ガチャは、店で買えるものもあるが、「ガチャポン」システムで入手するパターンもあり、くじ引き的な要素もある。

ガチャでどんな技を持ってくるかによっても難易度はかなり変わってくる。

ただ、リセマラ(リセットマラソン)するほどではないかなという印象。

 

(2)グラフィック、BGM

グラフィックは、アラサー世代には懐かしいドット絵。

ただ、移動はタッチスクリーンに最適化されており、タッチした位置に自動移動してくれるというシステムは素晴らしい。

街の様子は以下のようになっており、ポケモンの影響を強く受けていそう。 

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そして流れるBGMも、ファミコンでおなじみの8bitサウンド風のBGMで郷愁を誘う。

シンプルながらなかなか良質なBGM達となっている。

とくに戦闘曲は素晴らしく、ボスバトル曲や裏ボス曲など名曲が多い。 

 

(3)ストーリー

短くまとめるならば、「程よい長さで王道展開が盛りだくさん」といったところ。

登場キャラ数が凄まじいのだが、各キャラクターのセリフの一言一言が面白い。

以下、ネタバレ注意。

 

上下のカプセルの組み合わせで様々な属性のエネルギーを放出できるガチャ技術が発達し、強いレアガチャを持つ課金四天王が支配する世界。

課金四天王イシジャブ、スキラゲイル、リセマーラ、レベカンテがそれぞれ街を支配している。

主人公とその兄リョウマは課金四天王の支配下にある街を救うため、まずはイシジャブを倒す。

しかしながら、 それと同時に主人公たちの故郷が燃やされ、兄のリョーマも失踪してしまう。

という、なかなかの鬱展開から始まる。

その後、寺を乗っ取った四天王の一人スキラゲイルを倒し、

バスジャック犯を改心させ、

学校を爆破させようとしたボマーを倒し、

地下鉄を占拠してアジトとしていた四天王の一人リセマーラも倒すと、

ピエースセントラルシティに着く。

この町では四天王の一人レベカンテがカリスマとして君臨し、毎日ライブを行っている模様。

しかし、調べていくと、ヒーロー「ラブアンドピース」をはじめ、様々な人々がレベカンテの手下に拉致されているなど、レベカンテの悪事が発覚する。

そして、レベカンテのマンションに向かい、対峙する。

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絶望的な特殊攻撃力を誇るレベカンテだが、レベルを上げて弱点をつけばなんとかなる難易度となっている。魅了攻撃には注意が必要。

 

レベカンテを倒すと正気に戻るが、もう一人自分を倒していった者がいると告げる。

そして、下の階に行くと(以降ネタバレ注意)

 

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なんと、失踪していた兄リョウマが「廃課金四天王」の一人となって登場。

まさかの兄弟対決となる。

レベカンテとは打って変わって物理系の大技「廃課金スパイラル」を使用してきて全体に大ダメージを与えてきて、普通のパーティでは壊滅状態に陥る。

圧倒的初見殺しなわけだが、相手の攻撃力を下げるか、マヒさせると意外とすんなり勝てる場合がある。

リョウマに勝つと、リョウマは正気を取り戻すが、

ギガパゴス社のプレジデント「ジオ」が現れ、会談が行われる。

どうやら、ジオはガチャを軍事力に使うことで世界を支配しようとしているらしい。

主人公たちを勧誘するが、もちろん交渉は決裂。

ということで、ラスボスの本拠地、ギガパゴスビル(ラストダンジョン)へ向かう。

ちなみに、ギガパゴス社の本社である巨大ビルで、フロアは〇階ではなく〇合目と表記する。

10合目まであり、富士山クラスの高さを誇っているらしい。

ちなみに、8合目の社員によると、入口である5合目からの所要時間は、歩いて2時間らしい。あまりに広すぎて、ぞっとする。

そういうわけで、このギガパゴス社、完全にブラック企業なわけだが、その社員ひとりひとりのセリフが非常に強烈であり、心にグサグサと刺さってくる。

ギガパゴッサ(ゲーム内最強の回復アイテム)がもう効かなくなってきたとか、

バグがとりきれなくてもう3日寝てないとか、

同じく開発をしているという立場からすると、ゾッとさせられるセリフである。

また、開発室では、下記のような真理をつくようなセリフも聞くことができ、ゲーム開発も苦労しているんだなあというのがよくわかる。

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そんな中で、最初に戦う中ボスが、お客様サポートセンターを司っているウキョウとサキョウ。

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大半のプレイヤーがここで止まると思われる。

とにかくステータス変化形の攻撃が多いので、未対策だと気づいたらあっという間に手も足も出なくなっているという状況に陥る。

前述のステータスダウン攻撃をうまく使いながら戦わないと苦戦してしまうのは間違いない。さすが神サポートと鬼サポートというところか。

 

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続いて登場するのが、開発陣のトップ3名、アマテラス、ツクヨミスサノオ

状態異常タイプ、特殊タイプ、物理タイプ、とバランスがとれており、

相手が3人の状況では手も足も出ないことが多い。

まずは誰か一人に集中攻撃して、コンビネーションを崩すのが先決である。

また、状態異常回復できるキャラを複数入れておかないと、ボインディレクターの魅了攻撃にやられてしまう。なお、このゲーム、どうやら男女は関係ないらしく、女性も魅了状態になってしまうので注意が必要。

 

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そして、最上階に現れるのが、裏四天王と呼ばれるこちらの4人。

4人の名前がとにかく秀逸である。(全て有名スマホゲームのオマージュ)

まあ、名前でクスっときている間に瞬殺されてしまうほどの強さを誇っているため、

4人からの猛攻を止める手段を持っていないと数ターンで壊滅する。

攻略法としては、上述の相手をマヒや混乱にし続けるというのが有効であり、ボスキャラのためそれなりに耐性はあるものの、効くときは効くので、かけ続けていくしかない。

4人同時に攻撃されるということさえなくなれば、なんとか回復は間に合うので、ステータスダウン攻撃などもうまく駆使して一人ずつ倒していくのがセオリーではないかと思う。

なお、この4人はステータス的にものすごく強力なので、倒すことができればこのうちの3人を即刻バトルメンバーに招集するとラスボス戦が楽になる。

 

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ついに辿り着いた最上階で、プレジデント「ジオ」との対決。

しかし、正直、裏四天王が強すぎたため、こちらは大したことがない。

倒すと、諸悪の根源の正体が現れ、屋上で最終決戦となる。

 

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負の概念の集合体らしい。

ラスボスらしく、前半は、これまでのボスと同じ攻撃方法を操ってくるというクロノトリガーラヴォスパターン。

本気を出してからが勝負である。

全体へのステータス異常攻撃がかなり強力であり、回復手段はちゃんと持っていないと厳しい。

また、相手の属性がころころ変わるため、いろんな属性の攻撃技を用意していないと半減されてなかなかダメージが通らないということになり、戦闘が長引く。

ラスボスであるため、貴重なアイテムも投入し放題なのだが、相手のHPもなかなか高い為、レベルが低くて戦闘が長期化すると回復アイテム不足に陥るケースも出てくる。

 

そしてラスボスを倒すといよいよエンディング。

ちゃんとタイトルの意味も回収され、大団円でハッピーエンドとなる。

 

しかし、ここで終わりじゃないところがこのゲームの良いところ。

途中で出てきたタワーマンションの隠し部屋に裏ボス「オオヤさん」がいて、その強さが尋常ではない。

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その容姿とは裏腹に、非常に強力な攻撃を繰り出してくる。

1人なのに裏四天王よりも強いという時点でまさに超人である。

ちなみに2連戦で、2戦目はもっと強くなるので注意が必要であり、

ここでもステータスダウン攻撃が攻略のポイントとなっている。

 

 

ということで、

・カスタマイズ性のあるバトルシステム

・懐かしいグラフィックやサウンド

・王道のストーリー

これらを兼ね備えたRPGが無料で楽しめるという素晴らしい作品であった。

 

また、このチームが開発した他のゲームとして、

「あなたってよく見るとドブネズミみたいな顔してるわね」

「彼女は最後にそう言った」

が無料で遊べるのでiOS11にしていない人はぜひ。

これらも非常に面白かった。

ちなみにPS Vita用で「世界一長い5分間」という作品もこのチームが開発した模様。

 

ということでこのチームの次回作に期待である。