家からものすごく近いのだが、その存在は全く知らず、とあるラーメン雑誌で上位にランクインしていたのをきっかけに調べてみて気付いたお店。
それもそのはず、最近出来たばかりで、なおかつ、とにかくわかりづらい路地裏にあった。
つくばエクスプレス浅草駅の近くなのだが、地元民でさえパッとイメージがつきづらい場所なのだ。
そんな、場所的には悪いところであっても、大行列を作っているのが、このみつヰさんである。
その日は、雨で野球が中止になり、この雨なら並んでないだろうと予想していたにもかかわらず、10人ほど並んでいた。
カウンター7席のみで、1杯1杯丁寧に作られるラーメンなので仕方ないのだが、晴れた日の休日に行く際は長蛇の列を覚悟した方が良いかもしれない。
この日も30分ほど待ってようやく中に入ると、先払いで注文を行う。
味は、醤油か塩。
麺は、手もみ麺か細麺。
のいずれかから選択するのだが、今回は食べログで評価の高かった「醤油」とし、
茹でる直前に毎回揉み込んでいるという念の入れようを間近で見て、手もみ麺を選択した。
醤油ラーメン(+味玉) 850円
結論から言うと、凄まじい完成度。
昔ながらの一般的な食堂で食べられる「ラーメン」を極めた際の到達点が、まさにこの一杯ではないかと思う。
ランキング上位に入賞するのも大納得である。
スープは、一口すすると鳥の旨味がどーんと押し寄せる。それでいて、後味スッキリなので、もう手が止まらない。
スープ的には細麺の方が合うかもしれないが、個人的には手もみ麺は最高だった。
細い部分はとろけ、太い部分はちゃんと歯ごたえあり、スープもちゃんと絡まる。まさにいいことづくめである。
この麺とスープはまさにここでしか食べられない組み合わせだろう。
具は、
チャーシューは豚バラと豚ロースの2種類。
豚ロースは脂が少なくヘルシーでありながら、低温調理で柔らかくて旨味も強い。
豚バラチャーシューは、注文を受けてから1枚1枚炙っていて、肉汁もたっぷりでありながら、香ばしさもあって素晴らしい。
メンマが1枚と、その横に蓮根が2枚入っている。
ラーメンに蓮根は珍しいが、食感がサクサクで面白く、意外と合うということがわかった。
ということで、これは並んでもしょうがないというくらい、丁寧に丁寧に作られた一杯。
シンプルイズベストの極致ともいうべき質の高い一杯であった。
塩味や細麺、質の高そうなサイドメニュー達も期待が高まる。
次回が早くも楽しみである。