元はと言えば、浅草に本店を構えていて、小さい頃にはごくまれに連れて行ってもらえる高級店であった。
その本店はビルの建て替えか何かで移転してしまい、浅草の新仲見世の方で営業しているが、すごい人気でいつも入れない状況であった。
そんな中、秋葉原ヨドバシのレストラン街にいつの間にやらできていたので、そちらに行ってみることにした。
入ってみて驚いたのは、最新式の注文方式になっていたこと。
タッチパネルディスプレイで欲しいネタを入力すると、回っているのとは別レーンで自動的に自分たちのテーブルに運ばれて来る。
くら寿司などの大型チェーン店なんかでは人件費削減のために簡単に導入できるんだろうけど、あのまぐろ人もやってたのかというのは驚きだった。
ネタで美味しかったのは、
まぐろ3種(ビントロ、赤身、メバチ中トロ)
青魚3種(コハダ、アジ、サバ)
炙り3種(トロ、ホタテ、サーモン)
というあたり。
3貫セットはなかなかお得で良い。
他にも、秋限定の3貫セットを注文しようとしたら売り切れていて、悔いが残っている。
また、ここの醤油は、濃口ではなくてやや甘めの出汁醤油が採用されていて、個人的に凄く好き。
出汁醤油なら仮につけすぎてもしょっぱく なりすぎないし、そのくらいまろやかさがある方が、刺身や寿司には合っていると個人的には思っている。
また、サイドメニューで良かったのはこちら
まぐろつみれ汁
結構大きめのつみれが3個も入っていて、そのダシがしっかり出ているスープも美味しい。
また、柚子も入っていて後味が爽やか。
ということで、タッチパネル式注文で色々頼みすぎた結果、全7皿+1汁で約3000円。
高額な3貫セットを頼みすぎたのが若干高コスト要因ではあるが、たくさんの種類のネタを食べられたので大満足であった。
ただ、注文システムは全自動なのに、お会計は全自動ではなくて、センサーを一皿一皿かざしていくスタイルだった。
せっかくならくら寿司のように全皿自動回収&自動精算までやればいいのに…と思ったけど、おそらく損益分岐点を超えなかったのだろう。
これまでは、行列が凄いということで敬遠していたが、行ってみてやっぱり美味しいということを再確認した。
問題の行列であるが、そこもITで解決されていた。まず並ぶ時に整理券を入手するが、そこにQRコードがあって、リンク先をスマホで登録さえすれば、待ち時間の状況を調べられるし、メールで呼び出してくれる機能もあるのだ。
これにより、ずっと並んでる必要性はなく、呼び出されるギリギリまで買い物を楽しむことができる。
これは素晴らしいシステムだと思う。
他にも行列で困っている商業施設内の店にはどんどん導入されてほしい。
ということで、至る所でIT化が進んでいるなと感じた一例であった。