腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

226. しくじり先生(森本稀哲)感想

序盤はコンプレックス克服の話。

あの髪型は小さいころからの病気だったらしく、

サッカーが好きだったが、帽子をずっとかぶっていられるから野球が好きになったという話には驚かされた。

コンプレックスが気にならないくらい夢中になれるものを見つけよう、という素晴らしいメッセージ。

自分も小さい頃からずっと何かしらのコンプレックスを抱えていたが、もっと早く気づいていればと思った。

 

でも、そうやって自分の力でコンプレックスを乗り越えたがゆえに、他人の言うことをなかなか聞けない頑固な性格になってしまったというのは、確かに陥りがち。

自分も経験はあるが、コンプレックスを乗り越えたときは調子に乗って空回りしていることに気づけなかったりする。

 

森本選手の場合は、コンプレックスを乗り越えた上にさらなる苦悩が待っていて、それを乗り越えるきっかけを与えてくれたのが、新庄選手。

それは心酔してしまうのもわかる気がする。

表面だけを真似てしまったということだったが、あれだけのパフォーマンスを表面だけでも真似て、少しでもチームを盛り上げようとしていた姿勢は凄いと思う。

本人は、慢心せずに努力を続けるべきだったと語っていたが、新庄が抜けた翌年も大活躍して連覇したというのは本当にすごいと思うし、

その後、FAや戦力外で横浜や西武に行っても、三浦投手が語っていたように、ベンチで声を張り上げてチームを鼓舞する姿勢というのは野球人として見習うべき姿だと思う。

それにそういう明るいキャラクターというのは、自分はどんなにがんばってもできないし、きっと持って生まれた天性のものだと思うので、本当に貴重な存在だと思う。

 

そして、あの引退試合の奇跡は、当時は本当にもらい泣きしそうになった。

今回もそれが思い出されてちょっとやばかったが、1イニング7人ってなかなか回らないので、森本まで回した西武の選手たちは本当に頑張ったと思う。

引退試合ってやっぱりいいなと思わされた。

 

そう考えると、高橋由伸引退試合もやっぱり見てみたかった気がするわけで…。

きっと、何万円でも積んだし、しっかり有給休暇を取得して見に行ったと思う。

 

ということで、久しぶりに新庄も見れたし、しくじり先生っていい番組だなあと思っていたが、なんだかレギュラー放送は終わっちゃうらしいという話を聞いて、非常に悲しい気持ちになった今日この頃である。