腸壁を削って美味い物を食す

潰瘍性大腸炎持ちの筆者が、病状が悪化してでも食べたいと思う逸品(主に麺類)を思いつくままに紹介するブログです。

214. DQ7 エデンの戦士たち(後半)

前回から引き続きでドラクエ7の話。

 

ダーマで転職した後は、ひたすら石板に導かれて各地を巡る。

途中、神と一緒に戦ったという英雄メルビンや、

途中離脱したキーファとライラの子孫と思われるアイラを仲間に加え、

世界各地を封印から次々と解放させていく。

石板から行ける過去の世界も微妙に年代が異なっている点が面白い。

例えば、ハーメリアでは明らかにユバールのジャンだと思われる老楽師が登場したり、

グリンフレークの昼ドラのその後が見れたりする。

 

このあたりでの難関といえば、聖風の谷ヘルクラウダー戦。

1ターン2回行動に加え、全体へ100近くのダメージを与える真空波を連発。

それに、ここまでだいたいのプレイヤーであればここまで回復役を担当していたはずのマリベルが直前で離脱しているので、苦戦を強いられる。

 

その後、ドラクエ7の中で最も後味の悪い村とされるレブレサックにたどり着く。

概略を書くと以下のようになる。

 

過去において、魔物(ボトク)を討伐しに向かった神父が、ボトクの魔力で中身が入れ替わり、その入れ替わりに気付かない村人が魔物(中身は神父)を懲らしめようとしてしてしまう。

ボトクを倒すと、神父は元通りになり村人は驚愕し、同じ過ちを二度と繰り返すまいと石碑に掘って後世に伝えた・・・はずだった。

しかし、現代に戻ると、石碑が改ざんされており、村の外から来た人間に化けた魔物(主人公たち)を神父が追い払ったという話になっている。

このことから、この村ではよそ者はすべて魔物が化けていると考えるようになり、よそ者を排斥する村になってしまった。

魔物の手から救ったはずなのに…人間の醜さが垣間見える悲しい話である。

ちなみに魔物と間違えられていた神父は女神像を持って村を出る描写が描かれており、プロビナの教会でりゅうき兵に殺されたあの神父だということがわかる。

この神父もモブキャラの一人でありながら、数奇な運命を辿っている。 

 

そんな鬱エピソードを乗り越えてしばらくいくと、飛空石なるアイテムを手に入れることができ、ラスボスのオルゴデミーラの居城へと向かう。

ちなみに空を飛ぶ時のBGM「遥かなる空の彼方へ」は「おおぞらをとぶ」と甲乙つけがたい空の名曲である。

 

さて、このオルゴデミーラであるが、ドラクエ界きっての有能な魔王としても有名である。

その企みは「様々な災いの種をまき、人間たちが絶望したところを一気に闇に引きずり込む」というえげつないもの。

手下を使い、世界を切り取り続けていたと言われている。

実際に主人公の生まれたエスタード島以外はすべて封印されていたわけであるから、正真正銘、世界征服の一歩手前まで行ったと考えて差し支えない。

そのオルゴデミーラに対し、神との戦いの直後の弱っているときを狙って倒しに行った主人公たち(メルビンの策略)は大正解であった。

しかしながら、主人公たちも詰めが甘かった。

その後、ユバール族と大地のトゥーラの儀式に乗じて復活してきた神は実はオルゴデミーラが化けていたものであり、大衆の情報操作を図りながら、同時に邪魔な存在である四精霊およびダーマ神殿を大陸ごと封印し、再び世界征服を企てる。

主人公たちは4精霊の封印をなんとか解くと、4精霊が偽りの神の正体を暴き、主人公達は正真正銘の最終決戦に臨む。

このオルゴデミーラは4連戦となっており、形態が変わるとともに攻撃パターンが全く違う。

第1形態が上記の緑色のムカデのような姿で、もっとも有名な姿である。

灼熱や吹雪で攻撃してくるが、大して強くはない。

この形態に苦戦するようなら、まず勝てないだろう。

第2形態は人型に戻る。竜型から人型に戻るボスというのもなかなか珍しい。

なぜかオカマ口調になっているが、実はこの形態がなかなかに強い。

メラゾーマ、念じボール、せいけんづき、激しく燃え盛る炎、凍てつく波動、イオナズンかまいたち、というなかなか豪華な技構成で攻めてくる。

第3形態になると体が溶け出してくる。

攻撃力は第4形態よりも高く、おぞましい雄叫び、たたきつけ、突進といった大ダメージ技を連発する凶悪な形態。

なぜか「マグマ」という弱い全体攻撃を放ってくることがあり、第1形態が使ってくる灼熱よりはるかに弱く、なぜ炎だけ弱体化するのは謎である。

第4形態になると、もうドロドロ。

でも、火事場の馬鹿力というべきか、最後の気力を振り絞って繰り出されるマダンテには辛酸をなめさせられた。

さすがに全体に200以上のダメージが突然来るとなかなか立て直しが厳しい。

また、もともと高いHPに加えて瞑想を持っているので、とにかく長期戦になる。

このあたりになるとMPが切れてくるので、エルフの飲み薬を使っていくしかない。

歴代ラスボス最大級のHPと変身が4段階もあることでなかなかに強いラスボスであったが、職業を極めまくって仲間を強く鍛えすぎるとあっさり倒せてしまうことからも、ゲームバランス調整の難しさを感じた。

 

オルゴデミーラを倒すとエンディング。

主人公はふたたび漁師に戻る。魔王を倒したというのに、漁師として働いていくという主人公の姿勢に頭が下がる。

そんな中、網にかかっていた石板にキーファからのメッセージが書いてあるという演出があるのだが、主人公に対するメッセージはあったものの、国王や国民に対するメッセージはなく、やっぱり無責任だなあという印象を受けた。

 

ちなみに、このDQ7の裏ボスは「神さま」。

煉獄火炎やジゴスパークなどの強力な特技を連発する一方で、ステテコダンスや一発ギャグなどかなり無駄な行動も多く、討伐ターンは運に左右されることが多い。

パワーインフレになりやすいDQ7においては倒すだけならそこまで難しくないボスであるが、討伐ターン数を減らそうとするとなかなか難しいボスである。

 

ということで、DQ7は長い作品であり、レビューも長くなってしまったが、

まとめると、

・とにかくボリューム満点

・奥深い斬新なストーリー(悲しい話多め)

・ちょっと難しいくらいの適度な難易度(鍛えすぎなければ)

・転職システムが秀逸(新しい職業も魅力的)

 

といったところであり、王道パターンではない異色作であったのは間違いないと思うが、かなり心に残る作品であった。

スマホ版でも出ているので、また忘れた頃にやり直してみたいと思う。