腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

175. 熱中症の恐怖

熱中症に気をつけましょう」

34度の炎天下で野球をした土曜日の天気予報において、口酸っぱく言われていた忠告である。

 

もちろん、気をつけてプレーをしていた。

こまめに水分も摂って、計1.5リットル飲んでいたし、帽子もちゃんとかぶっていた。

試合後にも疲労感はあったが、体調に問題はなし。

ここで「乗り切った」と過信してしまったのが今回の敗因だった。

 

翌朝。

思い返せばこの時から異変が始まっていた。

全身汗だくでなんとなく身体が重い。

それでも、いつもの筋肉痛のせいだろうと思い、昼メシや整骨院など、もともと予定していた外出をしてしまった。

外出中に日光を浴びた時間は合計30分程度だったが、おそらくこれが発症の引き金。

夕食の時間になると、遂に症状として現れ始めた。

 

まずは、急激な頭痛。

それも、グラっとする程の強烈なタイプ。

なんとか夕飯をかきこみ、ロキソニンに手を伸ばす。

禁忌の薬だが、そうは言ってられない。

迷わず飲み干し、祈る思いでベッドに横たわり、痛みが治まるのを待つ。

 

1時間たってもなかなか治らない。

それどころか意識が朦朧としてきて、吐き気すら出てきた。

ロキソニンがここまで効かないのはさすがにおかしい。

 

ここにきて、熱中症及び脱水症状を疑い始めた。

グーグルで「熱中症 あとからくる」検索。

まさにそれであった。

 

意識が朦朧としている中、偶然買ってあったポカリ(大)をすぐさま1リットル程飲み干す。

そして、冷凍庫から保冷剤を取り出し、氷枕を首元や脇の下などに設置。

 

この判断と対処が功を奏した。

様々な症状は徐々に収まり、日付が変わる頃には、なんとか眠りにつくことができていた。

 

振り返ってみると、

体調がおかしいと気付いてから意識朦朧状態となるまでは、たったの1時間程度。

症状の進行が非常に速く、熱中症の恐ろしさを痛感した。

もしポカリを買っていなかったら、もし保冷剤を切らしていたら、と思うとゾッとする。

 

おそらく、土曜日の日中に体内に蓄積された熱が、寝てる間にうまく発散されず、

その状態のまま日曜日も出かけてしまったために、しきい値を超えて発症に至ったのではないかと考えられる。

 

今回の教訓:熱は蓄積する。暑さのピークを越えても油断しない。