腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

162. DQ2 悪霊の神々

ドラゴンクエストの2作目

こちらも自分が生まれる前の作品なので、

実際にプレイしたのはスマホのリメイク版である。

 

まず、このパッケージが秀逸だと思う。

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表向きのボスである大神官ハーゴンに立ち向かう3人という構図だが、

よく見ると、背景に邪神シドーの姿が描かれている。

 

1でひとりだけだったパーティが3人になり、

敵も複数で登場することになったことにより、

単体攻撃と複数攻撃という概念が生まれた。

そして、呪文のレパートリーも増えて戦闘のバリエーションも増加。

当時では大進歩であったと思う。

 

また、DQ2では良BGMも多く、

フィールド曲の「果てしなき世界」「遥かなる旅路」をはじめ、

初の海曲「海原を行く」も素晴らしい。

通常戦闘曲およびボス曲も印象に残っている。

エンディングの「この道わが旅」は音楽の教科書に載っていた気がする。

 

驚愕なのは、当時の開発スケジュール。

1⇒2の間はたった7か月しかなったらしい。

今では考えられない。

そんなスタッフの皆さまの苦労もあって完成したこのDQ2は、

シリーズ屈指の難易度と言われている。

ロンダルキアの洞窟が難しいとか、

シドーが強すぎるとか、

いろいろ言われているが、

自分が一番強いと感じたのは悪霊の神々のひとり「パズズ」であった。

ボスキャラで唯一メガンテを使ってくる敵であり、

メガンテされたらひとたまりもない。

まさに運ゲーである。

「ベリアル」「アトラス」もかなりの強さだったが、

メガンテの印象が最も強かった。

もちろんシドーも強い。

ただし、スマホ版ではファミコン版のようにベホマは使わないため、

ルカナンはウザかったが、そこまで苦労はしなかった気がする。

 

ただ、アメトーークだったり、特集の記事だったり、いろんなところでDQ2の難しさが言われているので、その難しさを知ることができなかったのは正直悔しい。

幾重の絶望の先にシドーを倒し、「この道わが旅」で涙を流す、という青春を味わってみたかったなあ。