ドラゴンクエストの2作目
こちらも自分が生まれる前の作品なので、
実際にプレイしたのはスマホのリメイク版である。
まず、このパッケージが秀逸だと思う。
表向きのボスである大神官ハーゴンに立ち向かう3人という構図だが、
よく見ると、背景に邪神シドーの姿が描かれている。
1でひとりだけだったパーティが3人になり、
敵も複数で登場することになったことにより、
単体攻撃と複数攻撃という概念が生まれた。
そして、呪文のレパートリーも増えて戦闘のバリエーションも増加。
当時では大進歩であったと思う。
また、DQ2では良BGMも多く、
初の海曲「海原を行く」も素晴らしい。
通常戦闘曲およびボス曲も印象に残っている。
エンディングの「この道わが旅」は音楽の教科書に載っていた気がする。
驚愕なのは、当時の開発スケジュール。
1⇒2の間はたった7か月しかなったらしい。
今では考えられない。
そんなスタッフの皆さまの苦労もあって完成したこのDQ2は、
シリーズ屈指の難易度と言われている。
ロンダルキアの洞窟が難しいとか、
シドーが強すぎるとか、
いろいろ言われているが、
自分が一番強いと感じたのは悪霊の神々のひとり「パズズ」であった。
ボスキャラで唯一メガンテを使ってくる敵であり、
メガンテされたらひとたまりもない。
まさに運ゲーである。
「ベリアル」「アトラス」もかなりの強さだったが、
メガンテの印象が最も強かった。
もちろんシドーも強い。
ただし、スマホ版ではファミコン版のようにベホマは使わないため、
ルカナンはウザかったが、そこまで苦労はしなかった気がする。
ただ、アメトーークだったり、特集の記事だったり、いろんなところでDQ2の難しさが言われているので、その難しさを知ることができなかったのは正直悔しい。
幾重の絶望の先にシドーを倒し、「この道わが旅」で涙を流す、という青春を味わってみたかったなあ。