新人教育で自分の担当した授業が終わった。
内容は、前にも記事にしているが電子回路概論ということで、
受動素子を中心とした電気回路理論
能動素子を中心とした電子回路理論
論理回路を中心としたデジタル回路理論
入出力特性を扱う制御工学
それらを総合的に扱うフィルタ回路
あたりを教える授業。
デジタル回路は、自分の教えている新人があまり理解していないようだったので、付け加えた。
たしかにまあ、回路の名称自体は知ってはいても、それがどう使われているのかまでは大学の授業ではやらないことが多いし、
実際に設計した経験がないと、わからないのは当然である。
プルアップとかプルダウンとかそのあたりは初耳だろう。
50分×2回=100分でこれらすべてを解説するのは難しく、
広く浅く担ってしまうのは目に見えていた。
どうせ広く浅くになるなら、
あくまで自主勉強の補助として、あえて網羅的に資料を作った。
そして、こういう領域の知識や技術を使いますよー(だから、人に教えられるのを待つのではなくて自分で空いた時間に勉強してくださいねー)。
というメッセージを込めたつもりである。
問題は、その資料を読んで、そして授業を聞いた新人たちが自主的に勉強をしてくれるかどうかであるが、まあそれはこれからの彼らがどう伸びるかということなので、期待をするしかない。俺が用済みになるくらい成長してほしいものである。
資料は結局合計106枚ほどになった。
2週間分の土日と終業後の家での休息時間をつぶして作った。
誰に評価されるわけでもないけど、自己満足だけど、でも作ってよかった。
人に教えられるようになるまで知識レベルを高めるというのは、やはりかなり労力のいることであって、正直勉強が足りていない部分もあった。
なので、今回改めて基礎をしっかりと勉強することができたというのは大きい。
といいつつ、まだまだ自分も知識量が足りていないので、自分が用済みの烙印を押されないように、勉強を継続しなければならない。
といいつつさっそくこの土日は怠けてしまったので、
明日からは心機一転がんばらなければ。