腸壁を削って美味い物を食す

潰瘍性大腸炎持ちの筆者が、病状が悪化してでも食べたいと思う逸品(主に麺類)を思いつくままに紹介するブログです。

82.鯛白湯つけそば(饗 くろ㐂@秋葉原)

言わずと知れた秋葉原の名店。

「もてなし くろき」と読む。

いろんなランキングでも上位に入っているだけあって、物凄い並ぶことになるけど、いつ行っても本当に美味しい。

味のクオリティが他のお店とはワンランク、いや、ツーランク違う。

食べにいくたびに感動させられるラーメン屋は、ここしかない。

 

さて、ここのお店は基本的には塩ラーメンと味噌ラーメンと、月替わりや週替わりの限定麺の3種類のメニューとなっている。

書き始めていたら長くなってしまったので、今回は15日に食べた限定麺(鯛白湯つけそば)についてだけの記事とし、基本の2つのラーメンについては別エントリーで書くことにする。

 

限定麺は材料の加減なのかもしれないが、ほぼ毎週のように変わり、季節限定の創作ラーメンを味わうことができる。

普通のラーメン屋では、同じ味を出し続けていて、たまにオリジナルが出てくるくらいだが、この店はほぼ毎週だったりする。

それでいて、いままで食べてきた限定そばはどれも絶品で、美味しくなかった試しが一切ない。

これは本当に凄いことで、作る方は本当に大変だと思う。

大将の創作意欲には本当に頭が下がる思いである。

ちなみに、大将は和食のお店とフレンチのお店で修行されていて、そこからラーメン屋に転身したという異色の経歴の持ち主(と何かの雑誌の記事で読んだ気がする)。

とことん和風の一杯から、洋風の一杯もあり、和洋折衷な感じの一杯もあり、多種多彩である。

ちなみに、毎週金曜日は、醤油専門の「紫 くろ㐂」となって、鴨そばがとてつもない絶品であるが、それもまたの機会にする。

 

さて、前置きが長くなってしまったが、ここから今回の限定麺を説明する。ちなみに、詳細データはこのお店の大将のブログから情報を得ている。

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鯛白湯つけそば 1100円

 

値段だけ見ると高いと思う人もいるかもしれないが、食べ終わった後にはむしろ「安すぎる」と感じるほどのクオリティ。

 

つけ汁は金目鯛オイル、特製の塩ダレ、鯛白湯が絶妙なバランスで混ざり合った極上のスープ。

これだけでも料亭で出てきそうなくらい上品な味。

そこに宮城県産の生ワカメとワケギが入っている。

個人的にはこの生ワカメは最高だった。

鯛スープとの相性が非常に良いのはもちろん、ワカメの旨さも引き立っていた。

普段いかに安物の乾燥ワカメだけを食べているかを思い知らされた。

 

続いて麺側。

今回の麺は

チクゴイズミ 7
ゆめちから 3
加水42%
赤かんすい
切り刃 10番

らしい。

 

よくわからないけど、スープとの相性を考え抜いた配合になっているのだと思われる。

喉越しが良くて、鯛スープもよく絡まり、本当に美味しい麺であった。

 

その麺の上に乗るのは、

鯛と新玉葱の南蛮漬け、ノカンゾウとフキのお浸し。

両者ともに、懐石料理の前菜的なところで出てきそうな味。

塩気のある鯛スープの箸休めにちょうど良い。

とくに、鯛の南蛮漬けは素晴らしく、おそらく良い部位だけを使ったんだろうなと推測されるほど身が柔らかかった。

味も酸っぱすぎることなく、優しい酸味。

フキの方も全くクセがなく、こんな美味しいフキは正直食べたことが無い。

 

具の1つ1つに感動しながら、夢中になって食べてしまい、あっという間にスープ割りの時間が来てしまった。

スープ割りはおそらく鯛スープの追加だと思われるが、最後の一滴まで味わい尽くしたくなる美味しさ。

 

そして食べ終わり、強烈な満足感に包まれるとともに、寂しさが一気に込み上げてくる。

というのも、この一杯は一期一会だからである。次はいつ食べられるかわからないし、2度とチャンスが無いかもしれない。

寂しいけど、次はまた別の限定麺が味わえるわけだから、大将のブログのチェックを欠かさず行ない、美味しそうな限定麺を食べ逃さないようにしていきたい。