腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

53.結婚式の食事

UC患者にとって結構気を使うところである。

自分は基本的には唐辛子と生クリームがダメと書くことが多い。

動物性脂肪はバターをあまりつけないとか、ソースをあまりつけないとかでなんとかなる。

でも、生クリームふんだんに使ってますとか、そういうものはきつい。

特にケーキは毎回食べられないので、フルーツ盛り合わせに変えてもらうことが多い。

UCの人が全員乳糖不耐症とは限らないけど、自分は乳糖不耐症を併発しているため、そこは我慢せざるを得ない。

今日も会社の同期の結婚式に行って来たわけだが、事前アンケートに細かく回答させてもらって、色々と気を遣わせてしまって申し訳ないなと思っていた。

一応追加料金は掛かってないようなので安心はしているが…とにかくお手数をかけてしまって申し訳ないという気持ちでいっぱいである。

これまでに行ったすべての結婚式でもそうなので、本当に新郎新婦の皆様には申し訳ないと思っている。

炭酸も飲めないので、最初に注がれるスパークリングワインとかビールとかも周りの誰かに飲んで貰うしかない。

親族が回って来たときにはビールが注がれるけど、口をつけて飲んだふりをしている。

病気で飲めなくてごめんなさいと説明すると空気が悪くなるからである。真実とはいえ、なんでも正直に言うのは良くない。

TPOをわきまえろって昔から言われてきたけど、最近特に意識するようになった。

会うのが一度きりの人に病気のことを打ち明けたって、空気が悪くなるだけ。

やんわりぼかしとくのが良いんだと思う。

あまり嘘はつきたくないけど、そういう小さな嘘は時に必要なのかな。