腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

22.リスクマネジメント

セミナーを受けてきた。

医療従事者に対してどのような指導をしているかという講演では、

どの仕事も同じなんだってことを痛感した。

人は誰しもミスをしてしまう。

いくら対策を重ねようとも、それをすり抜けてしまうことがある。

スイスチーズモデルという理論で説明されていた。

発酵の過程でガスが抜けて穴だらけになったチーズの1枚1枚が我々で、

大小さまざまな穴が空いているチーズをいくら重ねようと、

偶然穴が一致してしまえば向こう側が見えてしまう。

つまりは、みんなでいくら気を付けようとしても限界があるという話。

 

ミスをしても大事に至らないようなシステム(フェイルセーフ)や、

ミスを未然に防ぐ仕組み(フールプルーフ)など、

環境作りが大事。

そういった考え方の基本的なところは、

医療従事者だけに限らず、我々作り手も、

いかなる仕事においても不変の真理なんだろうと思う。