読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

腸壁を削って美味い物を食す

潰瘍性大腸炎持ちの筆者が、病状が悪化してでも食べたいと思う逸品(主に麺類)を思いつくままに紹介するブログです。

18.つじ田

食べ物

自分の中で、つけ麺といったら、「つじ田」である。

つじ田との出会いは高校2年生のとき。

通っていた塾(Z会)の近くにあったのがきっかけ。

誰に誘われていったのか、自分で探していったのかは忘れてしまった。

濃厚豚骨魚介というジャンルで初めて食べたつけ麺で、

「スープ割」という概念を初めて知ったのもこの店。

それに、後述する「食べ方の流儀」なるものが秀逸であり、

心を完全に掴まれてしまった。

それからは、「好きなもの=ラーメン」だったのが、

「好きなもの=つけ麺」に変わるほどのペースで食べまくることになるのだった。

 

その後、高校時代は大きいテストやキツかった授業の後などによく食べに来たり、

大学時代は友人に推薦したりすることもあった。

思い出深いのは、震災の日。

自分は品川駅にいてそこから歩いて家まで帰ったわけだが、

その道中にお茶の水近辺を通るとわかり、

もしかしたらもう二度と食べれないかもしれないという気持ちになり、

つじ田に駆け込んだのであった。

もちろんそんなことはなかったのだが、

その1杯は外の寒さや歩いてきた疲れもあって果てしなく美味しかったのを覚えている。

 

(1)麺

f:id:kenshinkk:20170211163856j:plain

見るからに艶やかな麺。

しっかりと水で締めてあるので、芯があって歯ごたえもよく、

濃いスープに負けない太い麺。

普通盛りで250g、大盛りで375gということだが、

普通盛りで正直十分。

スープ割を味わいたいのならなおさら普通盛りが良い。

そして後述するが、右上に見えるすだちが何よりポイントである。

 

(2)スープ

f:id:kenshinkk:20170211163815j:plain

厳選された豚骨・鶏ガラ・魚介によって作られているこのスープを最初味わったときは、とてつもない衝撃を受けた。

中華風というよりは、和風っぽくも感じるそのスープは、とにかくバランスが良い。

入っているネギやメンマ、チャーシューどれをとってもレベルが高く、全く飽きが来ない。

そのまま飲むと若干しょっぱいが、麺をつけて食べるにはちょうど良く、

何より、麺を食べ終わった後のスープ割がまた美味しくて感動ものである。

店員に言えば薄めとか濃いめとか調節できるのも良い。

 

(3)食べ方の流儀

ここのつけ麺は食べ方の流儀がある。

最初の三分の一はそのまま食べる。

次の三分の一はすだちを麺に絞って食べる。

残り三分の一は黒七味を麺にかけて食べる。

 

この食べ方が何より素晴らしい。

特に第2段階のすだちが最高で、

中盤から味に飽きてきがちなところを爽やかに一変させてくれる。

種が麺に乗ってしまって、それを除去するのがめんどくさいのが難点。

最後の黒七味もアクセント抜群で素晴らしい。

祇園 原了郭」という京都の有名な老舗七味屋の「黒七味」で、

本当にこのスープと相性抜群。

辛い物が禁じられてしまった今でもひとふりだけかけたくなってしまう。

 

つじ田も店舗数が増えてすっかり有名になってしまい、

いつでも食べられるからといって、しばらく行っていなかったけど、

いつ行ってもその味で感動させてくれる貴重な店なので、

この美味しさを保ったまま、さらに進化させてほしいところである。

 

ちなみに、飯田橋お茶の水などでは、味噌の章や奥の院(煮干しそば)などの姉妹店があり、そちらも非常に美味しい。

ただ、自分は原点のつけ麺が最も好きである。