この記事の投稿日である5/19は三社祭の3日目。
今回はそれにちなんで、雷門のすぐ近くにあるラーメン屋を紹介する。
なお、投稿日は5/19だが、訪問したのはその1週間前である。
場所としては、雷門から松屋浅草方面に少しだけ歩き、
路地に入っていったところにある。
近くに有名な「酒の大枡」 さんもあり、近くを何度も通っていたのに、
こんなところにラーメン屋があったなんて、つい最近まで気づかなかった。
濃厚鶏麺という名前にしているだけあり、メニューはどれも鶏白湯系。
黒と白があるが、店によると黒の方がおススメだということで、
今回は黒を注文してみることにした。
なお、醤油ダレを入れているタイプが黒。
入れずに鶏だけの味を追求しているタイプが白。
とのことである。
また、あっさりタイプの「珀黒」や、辛い系の「朱」も存在した。
さらに、おつまみメニューも充実しており、
鶏餃子やおつまみセットなど、飲む人用のメニューも多々あった。
黒濃厚鶏白湯そば(特製)980円
「黒」という割には黒くないが、こちらが「黒」である。
見た目のとおり、濃厚まろやかな鶏白湯スープが最大の特徴。
国産鶏だけにこだわって長時間炊き上げたというそのスープは、
鶏の旨味の濃度、粘度ともに凄まじい。
でも、天一ほどジャンキーな印象は受けず、旨味だけを抽出した感じで好印象。
醤油ダレのおかげか、しっかり塩気もあり、すっきりまとまっている。
麺は細くて柔らかめ。
スープをよく吸う。
早めに食べないとスープがどんどんなくなってしまう。
トッピングでは、大判1枚丸ごとのっている浅草海苔が特徴的。
正直食べるのが大変なほど大きいが、ここまで大きいものが乗っているのは初めて。
濃厚なスープとはよく合うので、トッピングとしてはアリ。
ただ、個人的にはスープが「海苔味」になってしまうのは好きではないので、
溶けないうちに食べてしまった。
また、玉ねぎが食感といい、風味といい、良いアクセントとなっている。
味玉も抜群。
奥久慈卵を使用しているとのことで、黄身の色が濃くて味も若干濃厚な気がした。
チャーシューは煮込み系の鶏チャーシューと、レア系の鶏ムネチャーシューの2種類。
「総州古白鶏」というブランド鶏(筑波山の澄んだ空気と水と天然飼料で育てられた鶏とのこと)を使用しているらしい。
煮込み系は、かなり長時間煮込まれているようでトロトロ。
胸肉のレアチャーシューは、しっとりで絶品。
どちらかというと、胸肉の方だけ沢山ほしいかなというところ。
また、特製だけに乗っている鶏つくねも、
8種の具材が入っているということでなかなか凝っていて美味しかった。
ということで、
クオリティの高い鶏白湯系が近所にできてくれたことは非常に嬉しい。
浅草界隈ではこれまでに無いタイプのラーメン屋だと思うので、近い方はぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
なお、このお店、雷門に近いこともあり、外国人人気が高い。
立地の面もあると思うが、私が入ったときは、客の半分が外国人であった。
私もたまたま食券販売機の近くにいたので、何人かから食券の買い方などを尋ねられたが、英会話力が低く、完璧な対応はできなかった。
食券の買い方のレクチャーや、両替の対応までは良かったのだが、アレルギーがどうのこうの…という話になり、難しすぎて聞き取れなくてテンパってしまった。
たまたま英語できる人が近くにいて助けてくれてため解決したのだが、英会話練習しておかないとダメだなーと思い、店を後にしたのだった。