腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

203. 濃厚そば@麺処 晴(入谷):煮干し好きにはたまらない、ビターさすら感じるほどのド濃厚な煮干し!

201回から引き続き、煮干そばの名店。

 

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ここの濃厚そばは杯数限定の一杯。

素材にどの種類の煮干が使われているのかはツイッターで確認することができる。

夜行くとたまに無い日もあるので、もし食べたいなら昼に行くのをオススメする。

 

濃厚そば780円 

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普通の中華そばと違うのは、とにかく濃いスープ。

どれだけ煮詰めたらここまで濃くなるんだろうかと思うほどの濃度であり、

煮干し嫌いな人は一瞬で「無理だ」ってなると思う。

裏を返せば、煮干し好きの人にとっては「たまらない」濃度である。

 

麺は通常と共通で細麺なのだが、自分にとっては必要以上に濃厚スープに絡みすぎないという点でちょうど良さを感じた。

 

具は、濃厚そばだと少し変わる。

チャーシューとタマネギまでは同じだが、岩海苔と青ネギが入る。

スープが濃いので、それに負けない風味を持つ具ということなのだろう。

岩海苔はしっかり存在感あるし、

ネギもあえて味の強い部分を使っているようで、スープとのバランスが良かった。

 

全体的には、やはり濃厚なだけあってややしょっぱめだが、それを抜きにしても、

ここまで濃厚でかつ美味しい「煮干そば」を食べられる店は他にない。

今や人気店になってしまったので行列に並ぶのが大変だが、引き続き通いたいと思う。

 

ちなみに、食べた日の素材はたしか「背黒2種」だった気がする。

日によって、他には「鯵」だったり「烏賊」だったり、色々なものが入っている。

冒頭で紹介したとおり、何が入っているかはその日のツイッターで発表されるが、

正直、違いがわかるほどの舌は持ち合わせていないので、その差についてはノーコメントとさせて頂く。

 

ちなみに、「背黒」とは、煮干にする片口いわしの種類のことで、東日本でよく使われているとのこと。

西日本では「白口」と呼ばれる種類のものが使われていて、湾内で育った全体的に白っぽいいわしになるとのこと。

味の差は、地域性から言わずもがなで、背黒が「硬め」、西の方が「やさしめ」になるらしい。

 

今後はぜひ別の煮干しが使われている時に行ってみて、味の違いを確かめてみたいものである。