腸壁を削って美味い物を食す

潰瘍性大腸炎持ちの筆者が、病状が悪化してでも食べたいと思う逸品(主に麺類)を思いつくままに紹介するブログです。

72.インフルエンザ

なんだか流行っているらしい。

知り合いだけでも3人罹患している。

4月なのに。

 

最近では2年前の2月に罹った。

木曜日の夕方に突然ふらっときて、視界がぼーっとし始めたので、定時ダッシュして病院に駆け込んだ。

幸いにして、熱はまだ微熱だったが、とある理由からインフルが疑わしいことを訴え、検査をしてもらった。

その理由とは、両親が共に罹患していたことだった。

まあ逃げ場がない。

最初は母親がどこからか貰ってきた。

そして、寝室に閉じこもってくれれば良かったのに、キッチン行ったり、冷蔵庫開けたりするもんだから、菌が拡散してしまった。

翌日には父に移っていた。

そんな中で体調が悪化したので、間違いなくインフルだろうと思っていた。

結果はもちろん陽性で、すぐさまイナビルという吸引薬を摂取し、すぐに寝た。

それでも、その日の夜には38.6℃まで体温が急上昇した。

翌日は丸一日寝て、38度台だったが、土曜日には熱が下がってしまった。

案外余裕だったなと思って、土曜は一日中テレビを見たり本を読んだり、自由に過ごしていた。

そしたら、日曜には38度台に戻ってしまっていた。

これがいわゆる二峰性発熱というやつで、インフルが長引く要因の1つ。

ウイルスがまだ残っているのに熱が下がり切ってしまい、残ったウイルスが再び猛威を振るうという仕組みである。

これのおかげで結局会社は火曜まで休むことになってしまった。

それでも、金月火と3日しか有休を消費せずに済んだのはラッキーだったのかもしれない。

と言っても、結局有休は余ってしまうので使えて得だったという考え方もある。

仕事的には迷惑をかけたが、当時はまだ新人だったためにそこまで評価には影響していないと信じたい。

ちなみに、潰瘍性大腸炎の場合、予防注射できない可能性がある。

ステロイドの一種であるプレドニンを飲んでいる場合、免疫力が弱まっているらしいので、予防注射をしたらそのウイルスに負けて、発症してしまうのだそう。

そういう理由もあって、たびたびプレドニンを飲んでいた社会人一年目は、予防注射をしなかった。

去年からはプレドニンを飲んでいないので予防注射は打てるのだが、

去年かかったから大丈夫かな?ということで打っていない。

本当は毎年打たなきゃ意味ないらしい。

来年からはちゃんと打たなきゃなー。

71.麺屋武蔵 武骨相傳 @上野

麺屋武蔵シリーズでは個人的に最も好きな店。といっても、行ったことあるいくつかのうちの…という意味だが。

上野駅の不忍口から歩いてすぐのガード下にあり、いつもわりと並んでいる。

 

ここの特徴は特注のオーブンで焼いたというチャーシューやローストポーク

とにかくデカくて厚いので、枚数を1枚でも増やそうもんなら麺が覆い尽くされてしまう。

肉とつけ麺の両方が食べたい!と思った時に行くべき店である。

 

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写真は「黒 相傳つけ麺  」

 

普通のつけ麺は麺の上にチャーシュー1枚のみが乗っているが、

「相傳つけ麺」の場合は、上の写真の通り、チャーシュー追加1枚と味玉が乗り、麺がほぼ見えない状態となる。

ローストポークつけ麺」に進化させると、さらに分厚いローストポークが乗るため、

もはや麺を食べに来たのか、豚を食べに来たのかわからなくなる。

それでいて、この店は麺が1kgまで増量可能というもんだから、大食いの人にはたまらないと思われる。

 

このチャーシューだが、食べ応え抜群であるだけでなく、味も素晴らしい。

ちゃんと下味がついているし、チャーシューの上にかかっているソースがまた良い味であり、肉とよく合う。

もちろんスープに入れて麺と一緒に食べても美味しい。

なお、スープにも角煮っぽいチャーシューが入っているため、かなり全体として肉推しのつけ麺である。

 

次に、スープが2×3の6種類。

まず、「ノーマル」と「濃厚」があり、

それぞれに色が、白、黒、赤、とある。

 

基本は白で豚骨魚介(魚介風味推し)、

黒は、白にマー油(焦がしにんにく油)をプラス、

赤は白にラー油の辛味をプラスした、

というのがざっくりとした説明。

 

個人的オススメは、「ノーマル」の「黒」。

マー油の香ばしさと魚介の甘みが良いバランスで食欲をそそるし、他でなかなかない味としては、まずこの「黒」を食べるのが良いのではないかと思う。

なぜ濃厚でないかというと、濃厚シリーズは若干しょっぱいのと、濃厚すぎてうまくつけ汁を節約しながら食べないとスープが足りなくなってしまうので、初心者にはオススメしない。

また、辛いのが好きな人は「赤」でも良いかもしれないが、裏メニューとして、「赤黒ミックス」というのもでき、それがメチャクチャ美味かった記憶があるので、それをオススメする。

↑発病前に1度食べたきり、さすがにもう食べられなくなってしまった。

 

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「白つけ麺」

 

基本の味を確かめたい人は白でも良いと思う。

白といっても、上の写真のように、白いスープなわけではなく、黒と比較して白めなだけである。

十分味が濃いので、薄味好きな人は最初は白でも良いかもしれない。

 

またここの店は鰹出汁でのスープ割りが美味いので、いくら麺増量が無料だからといって、増しすぎるとあとでスープ割りが味わえなくて後悔することになるので、気をつけるべきである。

 

ということで、肉推しのつけ麺屋、麺屋武蔵武骨相傳でした。

70.too young to die

若くして死ぬ。

期待せずに見に行ったら、この映画は当たりだった。

 

クドカン脚本、長瀬と神木が主演。

この時点でつまらない筈がない。

 

正直、ああいうヘビメタ系のロックは好きなジャンルではないし、フェス的なものもそんなに好きではないのだが、

トーリー展開がちゃんと練られているのと、輪廻転生とか、地獄の話とか、もともとある設定をうまく活用しているのは結構面白くて、劇場でもたびたびクスッとくるところがあった。

もちろん、全部が良いかと言われると微妙で、ところどころハマらない部分もあったけど、そこまで気にならず見進めることができた。

 

主人公が自殺と勘違いされて地獄行きってのは面白かった。他の人たち前科者ばかりなのに。

 

うまいと思ったのは、地獄と現世の時間の流れが違うという設定。

現世に戻ったら時間が進みまくってたのは焦るよなぁ。

しかもインコだし。

最初は森川葵演じるヒロミちゃんを現世に戻って探す展開だったけど、そこから長瀬演じるキラーK(近藤)とその家族の話になっていくのが上手いなぁと思った。

2度目を見てみると、序盤に結構伏線があって、それを巧妙に回収しているのがわかる。

途中からおじさんになった松浦が出てくるのも面白い。

にしても、せっかく両想いになってたというのに、関くんは勿体無かったなぁ。

まあ窒息してなくても助からなかったかもしれないけど。

とにかくこの作品の森川葵はかわいい。

宮沢りえと似てることにこの作品で気付いた。

 

終盤で天国が出てくるけど、本当にあんな感じなのだろうか、もしそうなら世間一般的にはかなり退屈なところなんじゃないかと思う。

個人的には1人で過ごすことに慣れてるから、あんな天国でもそれはそれで構わないけど。

 

まあ、この作品のレビューを書いておきながら、そもそも天国や地獄自体を信じているわけではない(笑)

答えは誰にもわからないけど、「死んだ後に行くところは『無』である」というデスノートの説を俺は推したい。

69.青葉@御徒町

今や定番の動物系と魚介系のWスープの先駆者とされている名店。

本店は中野にあって、今や色んな街にある。

最初に食べたのは、自分が小学生の頃(おそらく20年以上前)に発売されたカップラーメン。

当時は、「醤油」「塩」「味噌」「とんこつ」と決まり切った味のラーメンしか食べたことが無かったので、一口目の衝撃たるや凄まじかった。

 

それから、空前のWスープブームとなり、上野にも出店された。

それ以来、年1回くらいのペースで行っている。

 

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中華そば 730円

 

最近は濃厚ラーメンが多いので、青葉はアッサリ系の方に入る。

鶏ガラと魚の出汁のダブルスープ。

初めて食べてから20年以上になるが、飽きがこない味である。

麺はこの濃度のスープには珍しいやや太めの縮れ麺。

チャーシューはシンプルな豚バラ肉。

上に乗っている粗挽きブラックペッパーが良いアクセントになっている。

 

具やスープに尖った特徴はないかもしれないけど、バランスのとれた飽きの来ないラーメンおよびつけ麺は貴重なので、いつまでも残って欲しいラーメン屋である。

 

なお、つけ麺は写真を撮っていないが、唐辛子が割と多かった記憶があるので、発病以降は食べていない。

この青葉といい、大勝軒といい、ラーメンを「中華そば」という名前にしている店のつけ麺は、唐辛子が結構キツイことが多いので要注意である。

68.クズの本懐

撮りためていたものを一気見したわけだが、

「今の高校生ってこんなドロドロしてるのが普通なの?」

というのが正直な感想。

そのぐらいドロドロしてたし、

タイトル通り、登場人物がほぼ全員「クズ」すぎる。

 

昨日見ていた有川作品はほぼ全員良い人だったし、

全員を好きになれたり応援したくなったりする作品のほうが個人的には好きだ。

だが、人間のエゴというか、悪意といった部分に焦点を当てたこのような作品もたまには見た方が良いのかもしれない。

世間は善人ばかりではないのだから。

 

主人公の最初のセリフが、

「私たちは付き合っている。でも、お互いがお互いの、かけがえのある、恋人」

ということで、代替可能な恋人関係に関して描いた作品。

かなり考えさせられる内容であった。

こんなクズなことを考える人たちがいるんだとわかっただけでも、

この作品を見た価値があったのかもしれない。

ある意味、社会勉強的な。

 

印象に残っているのは、とある登場人物が、

「搾取される側には死んでも回りたくない」

って言っていた部分。

 

これまでの人生、どちらかというと、搾取される方だろうなという自覚がある。

このまま搾取されっぱなしの人生で果たしていいんだろうか。

とはいえ、搾取する側に簡単に回れる気もしないんだが。

 

まあ、搾取されっぱなしの現状を打破しようと頑張ることをしないのは、

それはそれである意味「クズ」だと思うので、

もっと必死に生きていかなきゃなと改めて思わされる作品でした。

67.空飛ぶ広報室

ドラマ版、全11話、ようやく見れた。素晴らしかった。

 

2013年の作品をなぜ今頃になってから見たのかというと、単にタイミングを逃していただけである。

もともと有川浩さんの小説(図書館戦争など)が好きでよく読んでいて、

その原作のドラマだというからすごく見たかったわけだが、

原作がまだ文庫化されていなくて、その文庫化を待って原作を読んでからドラマ版を見ようと思っていた。

しかし、待てど暮らせど文庫版が発売されない。

結局発売されたのは2016年の4月である。

そのころは仕事がめちゃくちゃ忙しくて本を読むどころではなく、

開発が落ち着いてきた年末年始あたりにようやく原作小説を読み終わって、

しばらくしてからドラマも見てみようと思っていたら、こんな時期になってしまった。

見てしまった今としては、本当にもったいないことをした。と思っている。

これだけ面白い作品を今まで見ていなかったわけだから。

この作品は去年大フィーバーした「逃げ恥」と同じく、野木亜希子脚本×新垣結衣主演。

この組み合わせは間違いなく面白いということが分かった。

ちなみに掟上今日子の備忘録もこの組み合わせである。

 

実は、原作小説を読んだときは、正直言うと少々物足りない感じがあった。

あとがきでも指摘されている通り、糖分控えめでもあったし、ボリュームはある作品だけど、ドラマ11話持つような長さではないし、盛り上がりも無いわけではないけど、映画か前後編のSPドラマでもいいのでは?と正直思ってしまっていた。

でもそれは間違ってた。連続ドラマにして大正解。

リアルタイムで見たかったなー。

 

ここで少し内容を紹介しておく。

不慮の事故で夢を絶たれた元戦闘機パイロットの空井二尉(綾野剛)。異動した先の広報室にはひとくせもふたくせもある先輩たちが待ち構えていた。そしてその広報室に、美人TVディレクターの稲葉リカ(新垣結衣)が取材しにくる…

というのが導入部分。

序盤は、夢を絶たれたショックで立ち直れていない空井大祐とガツガツ失礼なことを言ってしまう稲葉(通称:稲ぴょん)が衝突するわけだけど、

柴田恭兵演じる鷺坂室長が間に入ってくれて、次第に打ち解けていく…。

そして、打ち解けてきてお互いの仕事もうまくいってきたところで事件が起きて…、

というストーリー。

 

(以降、原作とドラマの結末のネタバレあり)

 

ドラマ版では原作を生かしながら本当にうまく改変されていると思う。

ドラマならではの仕掛けでいえば、このドラマの時期設定。

原作が書き上げられたのが震災前で、出版されたのは2012年、ドラマは2013年放送。

そういえばドラマ1話でしきりに「2010年ですよ」アピールがなされていた。

鷺坂が稲ぴょんに渡した雑誌が2009年のもので、すかさず「去年のかよ」って突っ込みが入っているシーンである。

本来そこで異変に気づくべきだったが、放送された時期が2013年だというのをすっかり忘れていたため、てっきり放送時期自体が2010年なのかと勘違いしていた。

それに、鷺坂室長の退官についてのところでも、しきりにカレンダーを映していた。

自分はその場面でようやく「2011年の3月だ!」と気づいた。遅すぎる。

自衛隊は「平時」と「有事」で大きく活動が違うわけだが、

阪神淡路大震災のことを伏線として挙げながら、10話までは「平時」の広報官の仕事を面白く描きながら、11話ではしっかり有事のときのシビアな仕事についても描いている。

そして、原作でもあった「あの日の松島」をもとに、空井を松島基地に異動させ、

ドラマチックなラストに持って行っている。

とくにうまいなと思ったのは、1話では空井が稲ぴょんに頭を撫でられているが、最終回では全く逆の構図で撫で返すという形にしたこと。ここは本当にうまい改変だったなと思う。

原作では最後も空井が泣いて稲葉が慰める展開だったので、既視感があっていまいち盛り上がりに欠けたのを覚えている。

そして、ドラマ版はキャストが良かった。

とくに鷺坂さんのキャラが最高だった。

独特のジョークやアクションを交えたプレゼン力はさすがの一言。

自分は柴田恭兵さんという俳優をあまり知らなかったので、それが逆に良かったのかもしれないが、アクションと言いセリフ回しと言い、素晴らしかったと思う。

退官のシーンは本当にもらい泣きしそうになった。

送別会で稲ぴょんが撮りためたやつがムービーに使われたってのも良い。

あれだけ状況判断も早くて頼れて、普段コミカルで時には厳しい上司がほしいなあ。

 

脇を固める俳優陣も豪華豪華。

ムロツヨシのまじめな役(比嘉さん)もハマってたし、

要潤の残念なイケメン(片山さん)や水野美紀のおっさん女子(柚木さん)など、

キャラが立ってて、広報室のチーム感がすごく良かった。

あと、カメラマンの二人もよかった。

前野は「桐島部活やめるってよ」での名言「おまたー」を、逆に彼女に言われてたのが面白かった。これは明らかに桐島を見てた人へのサービスだと思う。

ゲストでいえば、桐谷健太演じるキリーかな。

10話でブルーインパルスにキリー(桐谷健太)を乗せるようにしたのは本当にすばらしい改変だと思う。

原作ではPVを取ったアイドルが乗っていたが、1話との関連性を考えるとキリーの方がだんぜん良い。

キリーのドラマがブレイクして、そのキリーが人気者になって番組でブルーインパルスに乗って、稲ぴょんが空井と再会するという一連の流れは素晴らしかった。

序盤での「いつか人気の俳優さんをブルーインパルスに乗せたい」→「それを2人で一緒に見る」と言っていた約束もかなったわけだし。

しかもそれであのハート形のひこうき雲を一緒に見ることで、それが最終話にも効いてくる。

ドラマを一気見するとそういう伏線がわかりやすくて良い。

 

そして、野木先生も有川先生も本当に描写がうまいし名言が多い。

望み通りの仕事に就けなかったところから立ち直るまでの過程が、

リカや空井を通じて丁寧に描かれていて感情移入してしまった。

メンバー全員が回を重ねるごとに成長していくのも良かった。

片山さんはラス前までダメダメだったけど、プロポーズうまくいってたし。

 

そして、一番心に残ったのはやっぱ鷺坂室長のラストの言葉かな。

「あの日から時計の針が止まってしまった人がたくさんいる。
…でも、それでも前に進もうとしている人達が…
前に進もうとしている人達が、たくさんいる。

勝手な願いだが、
俺はお前達に諦めてほしくない!」

 

この言葉を受けた直後に現れる例のひこうき雲

それを見て走り出す空井とリカ、

道の途中で会って想いを告げあって結ばれることになるわけだけど、

その光景を鷺坂さんが写メとってて「結婚します」というメッセージ付きで拡散されてしまうというオチ付き。

いやー、良いラストだった。

 

最後に、

この本およびドラマを通して、自衛隊にも興味を少し持ったし、

これまで誤解していた部分が多々あったことがわかった。

そう思わせることが、まさにリアル鷺坂室長の思惑通りなわけで。

してやられた感がすごい。あくまで気持ちの良いしてやられた感。

原作本のあとがきで、この本を書こうとしたきっかけが、広報室室長の荒木さんから有川さんへのオファーだったというからビックリ。

そして、最初は航空自衛隊の小説を…というオファーを「広報室」の話にもっていくという有川さんのアイデア。脱帽です。

 

ということで、素晴らしい小説&ドラマでした。

66.棚卸

今年も無事に終了した。

良いか悪いかでいったら、ものすごく良かった。

棚卸しに良いも悪いもないのかもしれないけど、

早く終わったという意味では凄く良かったし、

去年までかけていた無駄な工数を大幅に削減できたことは良かった事だと思う。

詳しくは別日にでも投稿しようと思うけど、

1年以上前からコツコツと準備をしてきて、

それがようやく形になって本当に良かった。

頑張った甲斐があった。

 

でも、モノ探しは本当に疲れる。

心地良い疲労感なので、今日のところはおとなしく寝ておこうと思う。