腸壁を削って美味い物を食す

元潰瘍性大腸炎(軽症)患者であった筆者(現在は完治済)が、症状が再燃するリスクを覚悟してでも食べたいと思うほど美味しかった逸品(主に麺類)を紹介していくブログです。不定期更新ですが、地道に書き進めていきます。よろしくおねがいします。

899. まるごとトマト〜よだれ鴨@八咫烏(水道橋):名シリーズの新作を絶品の鴨と共に!

今週の八咫烏さんは

まるごとトマト〜よだれ鴨

 

まるごとトマトといえば、

八咫烏スペシャリテ

これまでにも名作多数の人気シリーズ。

 

kenshinkk.hatenablog.com

こちらの記事のように、

トマトの酢漬けがまるごと1個入り、

いろんなスープと組み合わされる一杯。

 

今回はよだれ鴨ということなので、

ちょっとピリ辛なのかなと覚悟したが、

名シリーズを食べ逃がすわけにはいかず、

水道橋へと向かったのであった。

 

まずはいつもの食前茶から。

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ベルガモットとカルダモンの紅茶

酸味と若干スパイシーさが光り、

程よい渋みもある紅茶。

 

桜エビのチリソース丼

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なんと3週連続の桜エビ。

大量に買い込みすぎたのかな?

サクサクの揚げ桜エビに

特製チリソースが絡んでおいしい。

ネギも相性抜群。

締めのために半分は残しておく。

 

マッカラン紹興酒漬けと冷奴

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味玉と豆腐と珍しい組み合わせ

何より冷奴のタレがマジで良すぎた。

醤油ベースで酸味もあっておいしかった。

 

マッカランは割ると、こんな感じ。

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半熟具合が最高である。

さすがマッカランというべき黄身の色。

味も勿論最高であった。

 

そしていよいよメインの登場。

まるごとトマト〜よだれ鴨

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ビックリしたのはそのスープの色。

グレーのスープのラーメンなんて、

未だかつて食べたことが無い。

ただ、香りから、その正体が黒ゴマだと気づき、

ラー油の赤との対比から、

なるほど担々麺系ね、と察した。

 

そして、いつもながら美味しそうな、

トマトが頂上に乗っており、

その下には鴨とネギという、

まさにゴールデンコンビ。

 

食べる前に勝利確定であった。

 

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さて、一口頂いていくと、

予想通り担々麺系なのだが、

驚いたのは、その黒ゴマの濃厚さ。

結構甘めのスープになっていて、

それがラー油の辛味と、

ブラッドオレンジの酸味と、

ちょうど良いバランスになっていた。

 

店長さんの解説によると、

スープ

鴨と鳥の清湯をベースに

炭焼きの胡麻と黒胡麻を合わせたもの

オイル 

スーパー深煎り胡麻鴨油

辣油

辛くないブラッドオレンジと柚子の柑橘辣油 

カエシ

たまり醤油と黒酢をベースにしたカエシ

ということで、

オイル2種で盛りだくさん。

 

今回は野菜すり流しではなく、

まるトマシリーズにしては珍しい。

 

トッピング

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毎度おなじみの丸ごとトマトの酢漬けだが、

心なしかちょっと小ぶりになった印象。

だが、味は相変わらずめちゃくちゃうまい。

噛んだらトマトの果汁が吹き出る感じといい、

そのトマトを後半崩していって、

トマト坦々麺風になるという仕掛けも最高

 

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鴨の炭火焼きであるが、

鴨自体の肉質が素晴らしいのは勿論のこと、

上にかかっている特製ソースが

仕込みすごすぎて感動ものであった。

解説によると、

ニンニク、しょうが、長ネギ、大根、かぶ、

紫蘇、青唐辛子などを煮きった紹興酒

黒酢、たまり醤油、赤ワインなどで漬けたやつ

とのことで、

このソースだけでも、

色んなものにたくさんかけて食べたい。

 

そして鴨に下に敷かれていたのは・・・


黄韮と長ネギ炒め

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長ネギと黄ニラの炒めを、

鴨の炭火焼や麺と一緒に食べるのが、

何よりも最高過ぎた。

鴨と一緒に食べる長ネギは、

いつもの何倍も美味しい気がする。

 

〆のごはん

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スープが黒いので、

サクラエビの赤も隠れてしまっているが、

チリソースだったので、

よく似たピリ辛傾向のスープで、

海老と黒ゴマもそれぞれ喧嘩せずに

良く調和していた。

 

ということで、去年のGW以来なので、

およそ一年ぶりのまるごとトマトであったが、

相変わらず、トマトは美味しく、

よだれ鴨との組み合わせというパターンも斬新。

 

個人的には、やはり初回や倍返し編の、

トマト×チーズのパターンが最も好きだが、

たまには担々麺パターンもアリだなと思った。

 

また、次回のまるごとトマトシリーズを

楽しみに待ちたいと思う。